📝 まとめ問題このカテゴリ全体からランダム出題
- 細胞の構造と機能(小器官・DNA・細胞膜)生命の基本単位である細胞のしくみを学ぶ。核・核膜孔・染色体・DNA/RNAの塩基、小胞体(粗面・滑面)・ゴルジ体・リボソーム・リソソーム・ミトコンドリア・中心体という細胞小器官の役割、そして細胞膜の脂質二重層構造をまとめて理解する。
- 皮膚の構造と機能(表皮・真皮・皮下組織・付属器官)皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層からなる。表皮は基底層→有棘層→顆粒層→角質層の4層で、ターンオーバーはヒト28日・犬21日。真皮にはアポクリン汗腺(犬は全身)・エクリン汗腺(犬は肉球のみ)・脂腺・血管・神経が分布する。皮下組織は脂肪を蓄える。
- 骨の詳細(構造・細胞・骨折治癒・比較解剖・ホルモン・関節)骨はエナメル質に次いで体内で2番目に硬い物質。骨端・骨幹の構造、緻密骨・海綿骨・骨髄、骨芽細胞と破骨細胞、骨折治癒の3期(炎症期→修復期→リモデリング期)、鎖骨の動物種差、PTH・カルシトニン・ビタミンDによるカルシウム調節、関節の構造(軟骨・滑液・靭帯・半月板)までを整理する。
- 消化器の詳細(筋肉の種類・胃の構造・比較解剖・腸管運動)骨格筋・心筋・平滑筋の違い、食道の筋層の動物種差、胃の部位と分泌細胞(主細胞・壁細胞・副細胞)、消化管ホルモン(ガストリン・セクレチン・CCK・ソマトスタチン)、反芻動物の四胃・鳥の胃・胆嚢のない動物・結腸の形態差、小腸の運動様式、巨大食道症までを一冊で整理する。
- イヌ・ネコの循環器系心臓の4つの部屋から体循環・肺循環、刺激伝導系、主要血管、犬猫での臨床ポイントまでを図解で理解する。
- イヌ・ネコの呼吸器系鼻腔から肺胞までの空気の通り道、肺胞でのガス交換、横隔膜による換気、短頭種の特徴と呼吸数の目安までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの消化器系口から肛門までの消化管と肝臓・膵臓のはたらき、肉食動物の歯、単胃での消化、小腸での吸収、そしてイヌとネコの食性のちがいまでを図解で理解する。
- イヌ・ネコの泌尿器系(ネフロン)腎臓から尿道までの尿の通り道、腎臓の構造とネフロンによる尿生成(ろ過と再吸収)、腎臓の多彩なはたらき、そしてイヌ・ネコで多い泌尿器疾患までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの神経系中枢神経と末梢神経の区分、脳の3区分(大脳・小脳・脳幹)とはたらき、ニューロンによる興奮の伝達、自律神経(交感・副交感)の拮抗作用、そしてイヌ・ネコで多い神経疾患までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの内分泌系(ホルモン)内分泌腺がホルモンを血液中に分泌するしくみ、視床下部・下垂体を頂点とするフィードバック調節、膵臓のインスリン・グルカゴンによる血糖調節、甲状腺・副腎のホルモン、そしてイヌ・ネコで多い内分泌疾患までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの感覚器五感を受け取る感覚器の全体像、眼が光を網膜に結ぶしくみ、耳の聴覚と平衡、優れた嗅覚を支える鼻、そしてイヌ・ネコで多い感覚器疾患までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの筋骨格系体を支え守り動かす骨格の全体像、骨の5つの役割と関節・靭帯、筋肉の3種類(骨格筋・心筋・平滑筋)、拮抗筋による関節運動、そしてイヌ・ネコで多い整形外科疾患までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの血液血液をつくる血球と血漿、赤血球による酸素運搬、白血球による生体防御、血小板と凝固因子による止血、そしてイヌ・ネコで多い貧血や血液型・輸血の注意点までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの免疫体を守る免疫の2段がまえ(自然免疫と獲得免疫)、免疫を担うリンパ系と白血球、B細胞がつくる抗体のはたらき、ワクチンと免疫の記憶(移行抗体)、そしてイヌ・ネコのアレルギーや自己免疫疾患・ワクチンまでを図解で理解する。
- イヌ・ネコの繁殖(生殖器・発情・妊娠)雌雄の生殖器と配偶子(精子・卵子)、イヌ・ネコで異なる発情のしくみ、受精から妊娠(約63日)・出産までの流れ、避妊・去勢手術の意味、そして子宮蓄膿症など繁殖に関わる疾患までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの行動本能行動と学習行動という行動の基礎、群れで暮らすイヌと単独で縄張りを守るネコの行動特性、社会化期と学習(条件づけ・正の強化)、そして分離不安などの問題行動までを図解で理解する。
- イヌ・ネコの栄養五大栄養素の役割、ネコが絶対的肉食動物であることとイヌ(雑食寄り)との違い、水とエネルギー要求量、ライフステージとフードの種類、そして肥満や中毒食物・療法食までを図解で理解する。
- 動物福祉と生命倫理動物福祉の基本である「5つの自由」、動物福祉と動物の権利の違いとQOL、動物実験の3Rの原則、終末期のケアと安楽死・グリーフケア、そして動物看護師が果たす福祉と倫理の役割を図解で理解する。
- 比較動物(イヌ・ネコ以外の愛玩動物)イヌ・ネコ以外の愛玩動物の多様性と恒温・変温の区別、草食動物(ウサギ・げっ歯類)の常生歯と消化、飛翔に適応した鳥類のからだ、温度管理が要となる変温動物、そしてエキゾチックアニマルの臨床ポイントを図解で理解する。
- ビタミンのはたらきと欠乏症ビタミンは、エネルギーにはならないが体の調子を整えるのに欠かせない栄養素である。脂溶性(A・D・E・K)と水溶性(B群・C)の違いから、それぞれの働き・欠乏症、そしてイヌ・ネコならではの注意点までを、図ではなく文章で読んで理解する。
- ミネラルのはたらき(Ca・P・Na・K・鉄・亜鉛…)ミネラル(無機質)は、骨や歯をつくり、体液のバランスを保ち、酵素やホルモンの材料になる栄養素である。多量ミネラルと微量ミネラルの違いから、カルシウム・リン・ナトリウム・カリウム・鉄・亜鉛などの働きと過不足の注意点までを、図ではなく文章で読んで理解する。
- 主要ホルモン早見(内分泌の読み物版)ホルモンは内分泌腺から血液中に分泌され、微量で体の働きを調節する。下垂体・甲状腺・上皮小体・副腎・膵臓・性腺など、内分泌腺ごとに代表的なホルモンとその働きを、図解レッスンの内容を補う形で一覧的に読んで整理する。
- 犬種・猫種の特徴(比較動物の読み物版)イヌは用途に合わせて改良され、体格も気質も品種による幅が大きい。短頭種の気道の問題や、犬種・猫種ごとに多い病気(好発疾患)など、品種を踏まえた飼養・看護のポイントを、図ではなく文章で読んで理解する。
- 繁殖の実際(妊娠・分娩・新生子ケア)妊娠から出産、生まれた子の世話までの実際を学ぶ。妊娠の確認と妊娠中の管理、分娩の経過、難産の見分け方、新生子のケア、そして母体と子の健康管理までを、図ではなく文章で読んで理解する。図解レッスン「イヌ・ネコの繁殖」と対をなす実践編である。
- 動物の遺伝と遺伝性疾患親から子へ形質が伝わる遺伝のしくみと、遺伝子の変化によって起こる遺伝性疾患を学ぶ。遺伝の基礎、遺伝性疾患とは何か、犬種・猫種で多い代表的な遺伝性疾患、繁殖による予防、そして看護・飼い主への関わりまでを、図ではなく文章で読んで理解する。
- 上皮組織の種類と分布上皮組織を層の数(単層・重層)と細胞の形(扁平・立方・円柱)で分類し、それぞれがどの臓器・部位に存在するかを整理する。移行上皮の伸縮性、多列上皮の外観、甲状腺コロイドとサイログロブリンの関係、移行上皮癌・扁平上皮癌についても学ぶ。
- 眼の構造・機能と眼科検査眼球を構成する各組織(角膜・水晶体・網膜・タペタムなど)と光が網膜に届くまでの経路を学ぶ。動物特有の構造(瞬膜・タペタム)、種による瞳孔の形の違い、視細胞(錐体・桿体)の役割、緑内障の病態・分類・急性期の定義、シルマー試験・フルオレセイン染色・間接対光反射などの臨床検査についても整理する。
- 脊椎・骨盤・脊柱靭帯の構造脊椎は頸椎(C)・胸椎(T)・腰椎(L)・仙椎(S)・尾椎に区分される。犬はC7・T13・L7・S3。椎骨は椎体・椎弓・棘突起・横突起からなる。骨盤は仙骨+寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)+尾骨で構成。仙骨と腸骨は仙腸関節で強固に結合。脊柱靭帯は前縦靭帯(椎体前方の安定)・後縦靭帯・黄色靭帯・棘間靭帯などがある。
- 耳の構造と機能(外耳・中耳・内耳・関連疾患)耳は外耳(耳介・垂直耳道・水平耳道)・中耳(鼓膜・鼓室・耳小骨:ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)・内耳(蝸牛=聴覚、前庭・半規管=平衡感覚)の3部からなる。イヌ・ネコの外耳道はL字型で汚れやすい。マラセチア性外耳炎は犬に多い真菌性外耳炎で、甲状腺機能低下症やアレルギーが素因となることがある。
- 脳・神経系の詳細(脳の各部位・自律神経の具体的な効果)脳は大脳・間脳・小脳・脳幹(中脳・橋・延髄)に分けられる。大脳は思考・記憶・判断、間脳(視床・視床下部)は体温調節・自律神経の司令塔、小脳は運動協調・平衡、中脳は筋緊張・対光反射、橋は呼吸調節・脳神経の中継、延髄は呼吸・循環・消化の生命中枢。交感神経(闘争逃走)と副交感神経(安静消化)の具体的な臓器ごとの効果を対比して覚える。
- 消化器系の構造・機能と消化管ホルモン消化管(口・食道・胃・小腸・大腸)と消化腺(唾液腺・肝臓・膵臓)の構造と機能を学ぶ。犬・猫・人の食道の筋肉の違い、胃の分泌細胞(主細胞・壁細胞・副細胞・G細胞)、小腸から分泌されるホルモン(セクレチン・CCK)、膵臓のα・β・δ細胞の役割まで整理する。
- 内分泌系の全体像―視床下部・下垂体と標的臓器視床下部から始まるホルモンカスケードを体系的に学ぶ。視床下部の放出・抑制ホルモン(TRH・CRH・GnRH・GHRH・ドーパミン・ソマトスタチン)が下垂体前葉・後葉を制御し、甲状腺・副腎・性腺などの標的臓器がホルモンを分泌する流れを整理する。松果体・腎臓・心臓など臓器由来のホルモンも含めて全体を把握する。
- 腎臓のホルモンと機能―EPO・RAAS・ビタミンD腎臓は尿を作るだけでなく、血圧・造血・カルシウム代謝を調節するホルモン産生臓器でもある。エリスロポエチン(EPO)による赤血球産生促進、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)による血圧調節、25-ヒドロキシビタミンDから活性型(カルシトリオール)への変換の3つの軸を学ぶ。腎不全時の腎性貧血・高血圧・低カルシウム血症との関連も整理する。
- 歯の構造と歯式―犬・猫・ウサギの口腔解剖犬42本・猫30本・ウサギ28本の歯式を覚えるだけでなく、歯の6層構造(エナメル質・象牙質・歯髄・セメント質・歯根膜・歯槽骨)を理解する。口腔内pHのアルカリ性という特徴が犬猫を虫歯になりにくくする一方で歯石をためやすくする仕組みと、ウサギ・ネズミの常生歯の概念も学ぶ。
- 反芻動物の胃と胃腺の分泌細胞ウシなどの反芻動物は4つの胃(第一胃ルーメン・第二胃蜂巣胃・第三胃葉胃・第四胃皺胃)をもち、微生物の力で草を消化する。一方、イヌ・ネコのような単胃動物の胃腺では、壁細胞が塩酸、主細胞がペプシノーゲン、副細胞が粘液を分泌し、G細胞のガストリンが胃酸分泌を促す。胃の比較解剖と分泌のしくみを整理する。
- 腎臓のはたらき総整理―役割・尿素・再吸収・血圧・上皮腎臓は尿を作るだけでなく、体液量・浸透圧・電解質・pH(酸塩基)を調節し、血圧調節やホルモン分泌も担う多機能臓器。タンパク質代謝で生じたアンモニアが肝臓で尿素になり腎臓で排泄される流れ、ネフロン(腎小体+尿細管)でのろ過と部位別の再吸収、血圧を上げる/下げるホルモン、腎不全で起こる代謝性アシドーシス、泌尿器の上皮組織までを横断的に復習する。
- 学習理論とトレーニング(条件づけ・強化と罰)動物のトレーニングの土台になる学習のしくみを学ぶ。1つの刺激に慣れる・敏感になる非連合学習(馴化・鋭敏化・脱馴化)、こわがる刺激に少しずつ慣らす脱感作、ベルの音で唾液が出るような古典的条件づけ(パブロフ)、自発的な行動を増減させるオペラント条件づけ(スキナー)、そして「行動を増やす強化/減らす罰」と「刺激を与える正/取り去る負」を組み合わせた4分類(正の強化・負の強化・正の罰・負の罰)を、文章と確認問題で理解する。しつけは正の強化を基本にすると効果的。
- イヌ・ネコの行動発達―発達段階と社会化期イヌ・ネコの行動は、胎生期→新生子期→移行期→社会化期→若齢期という段階を追って発達する。新生子期は反射が中心で排泄も親の刺激に頼り、移行期(約2週齢)で自力排泄ができ始める。社会化期(イヌ約3〜12週、ネコ約2〜7週)は性格の土台を決める最重要期で、この間に離乳や歯の萌出が進む。社会化期の途中(イヌ約8〜10週)には一時的に警戒心が強まる『恐怖期』があり、この時期の強い恐怖は一生残りやすい。あわせて8週齢(56日)規制や、若齢動物で注意すべき薬剤も整理する。
- 比較生殖解剖(子宮の型・卵巣・胎盤)動物の生殖器は種によって形がちがう。子宮には単一子宮(ヒト)・双角/両分子宮(ウシ・ブタ・イヌ・ネコ・ウマ)・重複子宮(ウサギ・げっ歯類)がある。卵巣は皮質が外・髄質が内が基本だが、ウマだけは逆で排卵窩をもつ。胎盤も帯状(イヌ・ネコ)・盤状(ヒト・ウサギ)・散在性(ウマ・ブタ)・叢毛性(反芻類)に分かれる——この比較を整理する。
- 母子免疫(移行抗体と初乳)生まれたばかりの新生子は自分の免疫が未熟なため、母親の抗体(移行抗体)に守られる。抗体が母から子へ渡る道には『胎盤を通る道』と『初乳を飲んで腸から吸収する道』があり、どちらが主かは胎盤の型によって動物種ごとに大きく異なる。ウマ・ウシなどは初乳に100%依存、イヌ・ネコは初乳が主体、ヒト・ウサギは胎盤も使う——この違いと初乳の重要性を学ぶ。
- 発情・排卵の型と季節繁殖動物の繁殖のしかたは種によってちがう。発情が年に1回か何度もくるか(単発情・多発情)、排卵がひとりでに起こるか交尾の刺激で起こるか(自然排卵・交尾排卵)、繁殖期が日の長さで決まるか(長日繁殖・短日繁殖)を整理する。さらに、交尾排卵動物であるフェレットで、避妊していないと持続発情からエストロゲン過剰症(再生不良性貧血)を起こす重要な問題を学ぶ。
- 雄の生殖器のしくみ(精巣・副生殖腺・陰茎)雄の生殖器を、精子をつくる・ホルモンを出すという精巣の2つのはたらきから理解する。テストステロンを出すライディッヒ細胞と、精子形成を支えるセルトリ細胞、精子の通り道、犬と猫で異なる副生殖腺(犬は前立腺のみ)、陰茎の構造の種差(犬の陰茎骨・亀頭球、猫の陰茎棘)を、図ではなく文章で読んで学ぶ。
- 遺伝形式(優性・劣性・伴性・限性・母系)遺伝のしかた(遺伝形式)には、いくつかの型がある。常染色体上の遺伝子による遺伝は性別に関係なく現れ、性染色体上の遺伝子による遺伝(伴性遺伝)は性別と関係する。1つの異常で発症する優性(顕性)遺伝と、両方の遺伝子に異常がそろって発症する劣性(潜性)遺伝、血友病のような伴性遺伝、片方の性にだけ現れる限性遺伝、ミトコンドリアによる母系遺伝を整理する。
- 性周期のホルモンと胎子―HPG軸・胎子膜・胎子循環発情周期は視床下部−下垂体−性腺(HPG)軸のホルモンで動く。視床下部のGnRHが下垂体前葉からFSH・LHを出させ、FSHで卵胞が育ちエストロゲンを分泌、LHサージで排卵が起こり、排卵後の黄体がプロゲステロンを出す。発情休止期(黄体期)はプロゲステロンが高く、子宮蓄膿症が起こりやすい。あわせて胎子を包む胎子膜(羊膜・絨毛膜・尿膜・卵黄嚢)と、胎盤でガス交換する胎子循環の3つの短絡(静脈管・卵円孔・動脈管)と臍帯の血管(臍静脈・臍動脈)を学ぶ。
- 免疫を担う細胞と自然免疫(白血球・食細胞・補体)免疫を実際に担う白血球を、つくられる場所(骨髄の造血幹細胞)と育つ場所(T細胞は胸腺、B細胞は骨髄)から理解する。好中球・マクロファージ・樹状細胞・NK細胞が活躍する自然免疫、食細胞の貪食と抗原提示、そして抗体(液性免疫)とキラーT細胞(細胞性免疫)、食作用を助ける補体のオプソニン化までを、図ではなく文章で読んで学ぶ。
- 抗体(免疫グロブリン)とリンパ球のはたらき獲得免疫を、抗体でたたかう液性免疫と、細胞が直接たたかう細胞性免疫の2つから深く理解する。B細胞が形質細胞になって抗体(免疫グロブリン)をつくる流れ、IgG・IgA・IgM・IgD・IgEの5つのクラスの特徴、I型・III型アレルギーや初乳の移行抗体、そしてヘルパーT・キラーT(CTL)・制御性Tといったリンパ球のはたらきを、図ではなく文章で読んで学ぶ。
- アレルギー(過敏症)の4つの型―I〜IV型分類アレルギー(過敏症)は免疫の過剰反応で、関与するしくみによりI〜IV型に分類される(クームス&ゲル分類)。I型は即時型でIgEと肥満細胞によりヒスタミンが放出され、アナフィラキシー・アトピー・蕁麻疹を起こす。II型は細胞傷害型でIgG/IgMと補体が自己の細胞を壊す(免疫介在性溶血性貧血・血小板減少症・重症筋無力症)。III型は免疫複合体型で抗原抗体複合体が組織に沈着する(糸球体腎炎・関節リウマチ・SLE)。IV型は遅延型でT細胞による細胞性免疫の過剰反応(ツベルクリン反応・接触性皮膚炎・移植拒絶)。I〜III型は抗体(液性免疫)、IV型はT細胞が主役。食物アレルギーはI型・IV型が関与し、免疫を介さない食物不耐性とは区別する。
- 血液凝固のしくみと凝固因子出血を止める止血は、まず血小板が栓をつくる一次止血と、凝固因子が連鎖反応してフィブリンの網で固める二次止血からなる。二次止血の経路には、内因系・外因系・共通系がある。第I〜XIII因子の名称、ビタミンKが必要な凝固因子(II・VII・IX・X)、カルシウムイオンやリン脂質の役割、そしてプロトロンビン→トロンビン→フィブリンという中心の流れを整理する。
- 体液の区分と細胞膜の物質輸送体の水分(体液)は、細胞の中にある細胞内液と、細胞の外にある細胞外液(間質液+血漿)に分けられ、体重に対するおおよその割合が決まっている。細胞内はカリウム、細胞外はナトリウムが多いといった電解質の分布、そして細胞膜をはさんで物質が出入りするしくみ(ATPを使わない受動輸送と、ATPを使う能動輸送)、エネルギー源ATP・ADPの関係を整理する。
- 鳥類の生理と解剖(体温・呼吸・消化)イヌ・ネコとは大きく異なる鳥類のからだのしくみを学ぶ。体温が40〜42度と高く、過度に上がると心筋が傷んで死ぬこと、哺乳類と違って赤血球に核とミトコンドリアをもつこと、大きな胸の筋肉をふるわせて熱をつくること、尾の付け根の尾脂腺から脂を出して羽の手入れをすること、代表的な動物の染色体数、横隔膜をもたず気嚢で効率よく呼吸すること、そして食物を一時ためる嗉嚢・胃酸で化学的に消化する腺胃・砂や小石で物理的にすりつぶす筋胃(砂嚢)、総排泄腔から尿酸として排泄することを、文章と確認問題で理解する。
- 動物の妊娠期間(イヌ・ネコ・小動物の比較)動物によって大きく異なる妊娠期間を、イヌ・ネコ(約63日)、ハムスター(約16日と最短クラス)、モルモット(約59〜72日)、チンチラ(約112日)、ウサギ(約1か月)と比較して覚える。モルモットやチンチラの妊娠期間が長いのは、生まれたときに目が開き毛も生えそろった『早成性』だから、という理由も合わせて理解する。
- 家畜(牛・豚)の品種牛や豚の代表的な品種を、毛色や耳の形などの見た目の特徴から覚える。乳牛のホルスタイン(白黒)・ジャージー(褐色)・ブラウンスイス(灰褐色)と、豚の大ヨークシャー(白・立ち耳)・ランドレース(白・垂れ耳・胴長)・バークシャー(黒の六白)・ハンプシャー(黒に白帯)・デュロック(茶)を、図ではなく文章で読んで整理する。
- モルモットの特徴(ビタミンC・歯・消化)代表的なエキゾチックペット、モルモット(テンジクネズミ)のからだの特徴を学ぶ。げっ歯目で完全な草食性であること、盲腸がよく発達して繊維を発酵し食糞で栄養を再吸収すること、そして最大の特徴である『ビタミンCを体内で合成できない』こと(これはヒトや霊長類と同じで、ウサギとは異なる。不足すると壊血病になる)、一生伸び続ける常生歯を20本もつこと、乳頭は左右1対であることを、文章と確認問題で理解する。
- 犬・猫の歯式と乳歯・永久歯歯は、前から切歯・犬歯・前臼歯・後臼歯に分けられる。犬の永久歯は42本(乳歯28本)、猫の永久歯は30本(乳歯26本)。それぞれの歯式(上下の本数の表し方)、乳歯から永久歯への生え変わりの時期、抜けずに残る乳歯遺残、歯のケアの基本を整理する。
- 三大栄養素の消化と働き(炭水化物・タンパク質・脂質)エネルギー源となる三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)を、エネルギー量・消化酵素による分解の流れ・最終産物・働きから整理する。炭水化物はブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸とグリセリンに分解される。犬・猫は唾液アミラーゼを持たず、デンプンの消化は膵アミラーゼから始まる点も学ぶ。
- 必須アミノ酸と必須脂肪酸(栄養素の質と種差)体内で十分に作れず、食事から摂る必要がある『必須栄養素』を学ぶ。必須アミノ酸はヒト9種・犬10種・猫11種で、猫はタウリンも必須。良質タンパク質と、タンパク質制限が必要な病気(慢性腎臓病・重度肝障害)。脂肪酸の飽和・不飽和の違いと、犬・猫で異なる必須脂肪酸(猫はアラキドン酸も必須)を、図ではなく文章で読んで学ぶ。
- 水溶性ビタミンの詳細(B群とC)水溶性ビタミンはビタミンB群とビタミンCで、尿に排泄されるため体にためておけず不足しやすい。B群は代謝を助ける補酵素で、B1(チアミン)=糖質の代謝、B3(ナイアシン)=糖質・脂質・タンパク質(三大栄養素)の代謝、B6=アミノ酸代謝と皮膚・粘膜の維持、B7(ビオチン)=皮膚・被毛、B9(葉酸)とB12(コバラミン)=造血に関わり、葉酸・B12が欠乏すると貧血になる。ビタミンCはコラーゲン合成・抗酸化に関わり、欠乏すると血管がもろくなり出血する壊血病になる。ヒト・サル・モルモットはビタミンCを合成できないが、イヌ・ネコはブドウ糖から体内で合成できる。
- ペットフードの種類(目的別の分類)ペットフードは給与の目的によって4つに分類される。①総合栄養食=そのフードと水だけで必要な栄養がとれる『毎日の主食』。表示にはAAFCO基準に基づく試験(分析試験または給与試験)の裏づけが必要。②間食(おやつ)=しつけ・ご褒美用で、1日のエネルギーの20%以内が目安。③療法食=特定の病気の管理用で、獣医師の指導のもとで使う。④その他の目的食(一般食・副食・栄養補完食など)=上の3つに当てはまらないもので、それ単体では主食にできない。日本ではペットフード公正取引協議会が表示のルールを定めている。
- ライフステージ別の栄養管理犬猫の栄養要求は一生の段階(ライフステージ)で変わる。成長期(子犬・子猫)は体を作るため高エネルギー・高タンパクで、骨をつくるカルシウムも多く必要(体重あたりでは成犬・成猫の数倍のカロリーが必要)。妊娠後期〜授乳期は母体と子のために栄養要求が大きく高まる。維持期(成犬・成猫)は適正体重を保つバランスのとれた食事と肥満予防が中心。高齢期(シニア)は代謝が落ちて必要エネルギーが減るため肥満に注意する一方、筋肉や腎臓・関節に配慮した食事に切り替える。各ステージに合った総合栄養食を選ぶことが基本。