1一次止血と二次止血
血管が傷つくと、まず血小板が傷口に集まって栓をつくる(一次止血)。続いて、血液中の凝固因子が次々に反応して『フィブリン』という線維をつくり、血小板の栓を補強して丈夫な血の塊(血餅)にする(二次止血)。
出血を止めるしくみ(止血)は、大きく2段階で進む。
まず、血管が傷つくと、その傷口に血小板が集まって粘着・凝集し、栓(血小板血栓)をつくる。
これを一次止血という。
比較的小さな傷は、これだけで一時的に止まる。
しかし血小板の栓だけではもろいため、次に血液中の『凝固因子』が連鎖的に反応して、最終的に『フィブリン』という丈夫な線維をつくり出す。
フィブリンが網のように血小板の栓を包み込んで補強し、しっかりした血の塊(血餅=けっぺい)にする。
これが二次止血である。
二次止血で働く凝固因子の連鎖反応は、ドミノ倒しのように次々と進むことから『凝固カスケード(瀑布)』と呼ばれる。
この二次止血の経路には、内因系・外因系・共通系という流れがあり、それを次に整理する。