1核と遺伝情報(DNA・RNA・塩基)
要点核は細胞の「司令塔」で、DNAを染色体として格納する。DNAの塩基はA(アデニン)・G(グアニン)・T(チミン)・C(シトシン)の4種。RNAではチミンの代わりにU(ウラシル)が使われる。核膜孔は核とサイトゾル間のmRNA輸送などを担う。
細胞の中心にある核は、遺伝情報を持つDNA(デオキシリボ核酸)を染色体として格納し、細胞全体の設計図を管理する「司令塔」である。
DNAは4種類の塩基(アデニン=A、グアニン=G、チミン=T、シトシン=C)が対になって二重らせん構造をとる。
対になるルールは A—T、G—C(相補的塩基対)で、この組み合わせは常に決まっている。
RNAはDNAの情報を写し取る一本鎖の核酸で、塩基はA・G・C・U(ウラシル)の4種を使う。
RNAではチミン(T)がなく、代わりにウラシル(U)が用いられる点がDNAとの重要な違いである。
核の表面を包む核膜には核膜孔という小さな穴が多数あり、mRNA(メッセンジャーRNA)が核からサイトゾル(細胞質基質)へ出て行き、タンパク質合成に使われる際などの物質の出入りを担う。