1非連合学習 ― 馴化と鋭敏化
1つの刺激をくり返し受けるうちに反応が変わる、もっとも単純な学習を非連合学習という。有害でない刺激にくり返しさらされて、生まれつきの反応がしだいに小さくなるのが馴化(順化)。逆に、強い刺激にくり返しさらされて反応が大きくなる(敏感になる)のが鋭敏化(感作)。
学習のなかでもっとも単純なのが、1つの刺激をくり返し受けることで反応が変化する非連合学習である。
非連合学習には、反応が小さくなる方向の「馴化」と、大きくなる方向の「鋭敏化」がある。
馴化(じゅんか/順化)は、その刺激が動物にとって有害なものでなければ、くり返しさらされるうちに、刺激に対する生まれつきの反応(生得的反応)がしだいに小さくなっていく現象である。
たとえば、最初は物音にビクッとしていた子イヌが、生活音にくり返しさらされるうちに気にしなくなるのが馴化である。
一般に弱い刺激ほど馴化しやすい。
鋭敏化(えいびんか/感作)は、強い刺激にくり返しさらされることで、刺激に対する生得的反応がかえって増大していく現象で、馴化とは逆向きの変化である。
強い・不快な刺激ほど鋭敏化が起こりやすく、これまで反応しなかった弱い刺激にまで反応するようになることもある。