1性周期を動かすホルモンの流れ(HPG軸)
発情周期は『視床下部→下垂体前葉→卵巣(性腺)』の3階層で調節される(HPG軸)。①視床下部がGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)を出す→②下垂体前葉がFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)を出す→③卵巣がエストロゲン・プロゲステロンを出す。卵巣ホルモンは上位にフィードバックして全体を調整する。
発情周期は、脳と卵巣がホルモンでやりとりする『視床下部−下垂体−性腺(性腺=卵巣)軸(HPG軸)』によって調節される。
【①視床下部】まず脳の視床下部が『GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)』を分泌する。
これがすべての出発点となる司令である。
【②下垂体前葉】GnRHの刺激を受けた下垂体前葉が、2種類の性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)を分泌する。
卵胞を育てる『FSH(卵胞刺激ホルモン)』と、排卵と黄体形成を促す『LH(黄体形成ホルモン)』である。
【③卵巣(性腺)】FSHで育った卵胞が『エストロゲン(卵胞ホルモン)』を分泌し、排卵後にできる黄体が『プロゲステロン(黄体ホルモン)』を分泌する。
これらの卵巣ホルモンは、視床下部・下垂体前葉に対してフィードバック(負・正の両方)をかけ、ホルモン分泌の量とタイミングを調整する。
この『GnRH→FSH/LH→エストロゲン/プロゲステロン』という流れが、発情周期の各時期をつくり出している。