家畜(牛・豚)の品種

牛や豚の代表的な品種を、毛色や耳の形などの見た目の特徴から覚える。乳牛のホルスタイン(白黒)・ジャージー(褐色)・ブラウンスイス(灰褐色)と、豚の大ヨークシャー(白・立ち耳)・ランドレース(白・垂れ耳・胴長)・バークシャー(黒の六白)・ハンプシャー(黒に白帯)・デュロック(茶)を、図ではなく文章で読んで整理する。

1家畜の品種と用途

家畜は、用途によって品種が選ばれてきた。牛では乳をとる乳用種・肉をとる肉用種・両方の兼用種がある。豚は主に肉用で、毛色や耳の形(立ち耳・垂れ耳)、体型などで品種を見分ける。

牛は用途によって乳用種・肉用種・兼用種に分けられ、豚は主に肉用として飼われる。品種を見分けるときは毛色・耳の形・体型に注目する。

牛や豚などの家畜は、人の目的(乳・肉など)に合わせて、長い年月をかけて品種改良されてきた。

牛では、乳をたくさん出す乳用種、肉づきのよい肉用種、その両方をねらう兼用種がある。

豚は主に肉をとるために飼われ、品種ごとに毛色や耳の形、体型などの特徴がある。

品種を見分けるときは、毛色(白・黒・茶・斑など)と、耳が立っているか垂れているか、体型などに注目するとよい。

2乳牛の品種(ホルスタイン・ジャージー・ブラウンスイス)

ホルスタインは白黒の斑で大型、乳量が多く日本の乳牛の大半を占める。ジャージーは淡い褐色(茶)で小型、乳脂肪分が高い。ブラウンスイスは灰色がかった褐色(グレー茶)で大型、チーズ加工などに向く。

乳牛の代表的な品種は、毛色で見分けると覚えやすい。

ホルスタイン種は、白と黒の斑(白黒)の毛色で大型の乳牛である。

乳量が多く、日本で飼われている乳牛のほとんど(約99%)を占める、もっとも一般的な品種である。

ジャージー種は、淡い褐色(茶色)の小型の乳牛で、乳量はホルスタインより少ないが、乳脂肪分が高い(濃い牛乳がとれる)のが特徴である。

ブラウンスイス種は、灰色がかった褐色(グレーがかった茶色)で大型の品種で、乳脂肪やタンパク質が多く、チーズなどの加工に向く。

『ホルスタイン=白黒、ジャージー=茶、ブラウンスイス=グレー茶』と毛色で覚えるとよい。

3豚の品種①白い豚(大ヨークシャー・ランドレース)

大ヨークシャー(ラージホワイト)は白色で耳が立っている(立ち耳)。ランドレースは白色で耳が前に垂れ(垂れ耳)、体が長い(胴長)。どちらも代表的な白い豚で、見分けは耳の形がポイント。

豚の品種のうち、毛色が白い(肌色の)代表が、大ヨークシャー種とランドレース種である。

大ヨークシャー種(ラージホワイト)は、白色で、耳が立っている(立ち耳)のが特徴である。

ランドレース種は、同じく白色だが、耳が前に垂れていて(垂れ耳)、体が長い(胴長)のが特徴である。

どちらも白い豚なので、見分けるポイントは耳の形で、『立ち耳=(大)ヨークシャー、垂れ耳・胴長=ランドレース』と覚える。

4豚の品種②色のある豚(バークシャー・ハンプシャー・デュロック)

バークシャー(黒豚)は黒色で、鼻先・四肢の先・尾の先の6か所が白い『六白(ろっぱく)』。ハンプシャーは黒色で、肩から前肢にかけて白い帯(サドルマーク)がある。デュロックは茶色(赤褐色)。

毛色に色がある豚の代表が、バークシャー・ハンプシャー・デュロックである。

バークシャー種は、いわゆる黒豚で、黒色の体に、鼻先・左右の四肢の先・尾の先の合計6か所が白い『六白(ろっぱく)』という特徴をもつ。

ハンプシャー種は、黒色の体に、肩から前肢にかけて白い帯(サドルマーク)が一周しているのが特徴である。

デュロック種は、茶色(赤褐色)の毛色の豚である。

『バークシャー=黒に六白、ハンプシャー=黒に白い帯、デュロック=茶色』と整理して覚える。

5豚の品種の見分けと三元豚

毛色(白/黒/茶)と耳・模様で見分ける。白=大ヨークシャー(立ち耳)・ランドレース(垂れ耳)、黒=バークシャー(六白)・ハンプシャー(白帯)、茶=デュロック。実際の食用豚は、ランドレース・大ヨークシャー・デュロックなどを掛け合わせた雑種(三元豚など)が多い。

豚の品種は、まず毛色(白・黒・茶)でおおまかに分け、さらに耳の形や模様で見分けると整理しやすい。

白い豚は、立ち耳の大ヨークシャーと、垂れ耳・胴長のランドレース。

黒い豚は、六白のバークシャーと、白い帯(サドルマーク)のハンプシャー。

茶色の豚はデュロック、と覚える。

なお、実際に食用として飼われる豚の多くは、単一の品種ではなく、ランドレース・大ヨークシャー・デュロックなどを掛け合わせた雑種(三元豚など)であり、それぞれの品種の長所を組み合わせている。

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