1消化管と付属器の全体像
消化管は口→食道→胃→小腸→大腸→肛門。肝臓(胆汁)・膵臓(膵液)が消化を助ける付属器。
食べ物は口腔→食道→胃→小腸→大腸→肛門という1本の管(消化管)を通りながら、消化・吸収される。
この管そのものに加えて、消化を助ける付属器として肝臓と膵臓がある。
肝臓は脂肪の消化を助ける胆汁をつくり、膵臓は消化酵素を含む膵液をつくって、いずれも小腸(十二指腸)に送り込む。
『管を通す消化管』と『消化液を出す付属器』を分けて捉えるとわかりやすい。
口から肛門までの消化管と肝臓・膵臓のはたらき、肉食動物の歯、単胃での消化、小腸での吸収、そしてイヌとネコの食性のちがいまでを図解で理解する。
消化管は口→食道→胃→小腸→大腸→肛門。肝臓(胆汁)・膵臓(膵液)が消化を助ける付属器。
食べ物は口腔→食道→胃→小腸→大腸→肛門という1本の管(消化管)を通りながら、消化・吸収される。
この管そのものに加えて、消化を助ける付属器として肝臓と膵臓がある。
肝臓は脂肪の消化を助ける胆汁をつくり、膵臓は消化酵素を含む膵液をつくって、いずれも小腸(十二指腸)に送り込む。
『管を通す消化管』と『消化液を出す付属器』を分けて捉えるとわかりやすい。
切歯でかじり犬歯で刺し裂肉歯で肉を切り裂く。永久歯はイヌ42本・ネコ30本。
イヌ・ネコの歯は、肉を捕らえて切り裂くことに適している。
前歯の切歯でかじり、長い犬歯で獲物を突き刺し、奥の臼歯のうち特に発達した『裂肉歯』が肉をハサミのように切り裂く。
永久歯はイヌが42本、ネコが30本で、ネコの方が少ない(乳歯はイヌ28本・ネコ26本)。
草をすりつぶす平らな臼歯が発達した草食動物とは、歯の形がはっきり異なる。
イヌ・ネコは単胃動物(反芻しない)。胃液の塩酸+ペプシンで主にタンパク質を分解。
イヌ・ネコは胃が1つの『単胃動物』である(ウシのように胃を4つもち反芻する動物とは異なる)。
胃に入った食べ物は、胃液に含まれる塩酸とペプシンによって、主にタンパク質が分解される。
食べ物はかゆ状になり、胃の出口である幽門から少しずつ小腸へ送り出される。
食道側の入口を噴門、小腸側の出口を幽門と呼ぶ。
吸収は主に小腸。十二指腸に胆汁と膵液が注ぎ、絨毛が吸収面積を広げる。
消化の仕上げと栄養の吸収は、主に小腸(十二指腸・空腸・回腸)で行われる。
十二指腸には、肝臓がつくった胆汁(脂肪を乳化する)と、膵臓がつくった膵液(消化酵素を含む)が注ぎ込まれる。
小腸の内壁は無数の絨毛で覆われ、表面積を大きく広げることで効率よく栄養を吸収する。
残りカスは大腸へ送られ、水分が吸収されて便になる。
ネコは絶対的肉食動物でタウリンが必須(欠乏で拡張型心筋症・網膜変性)。イヌは雑食寄り。
同じ肉食でも、イヌは雑食寄りで炭水化物もある程度利用できるのに対し、ネコは『絶対的肉食動物』で、動物性の食事を前提とする。
ネコはタウリンというアミノ酸を体内で十分に合成できず、食事から必ず摂る必要がある。
タウリンが不足すると拡張型心筋症や網膜変性を起こす。
そのため、ネコにイヌ用フードを与え続けると栄養不足になりうる。
食事指導はこの違いの理解が土台になる。