1腎臓の5つの主要機能
腎臓はホルモン産生・活性化も担う多機能臓器。①尿産生(老廃物排泄)②電解質・水バランス調節 ③血圧調節(レニン)④造血促進(エリスロポエチン)⑤ビタミンD活性化(カルシウム代謝)。腎機能が低下するとすべてに影響が出る。
腎臓(kidney)は腹腔内に左右1対ある臓器で、一般に「尿を作る臓器」として知られるが、実際にはホルモン産生と活性化を担う重要な内分泌臓器でもある。
【①尿産生・老廃物排泄】糸球体で血液を濾過し、尿細管で必要な物質を再吸収・不要な物質を分泌して尿を産生する。
尿素・クレアチニン・尿酸などの代謝産物を体外に排泄する。
【②電解質・水バランス調節】Na⁺・K⁺・Ca²⁺・リンなどの電解質と水分の再吸収・排泄を調節して体液の恒常性を維持する。
【③血圧調節】傍糸球体細胞からレニンを分泌し、レニン−アンジオテンシン−アルドステロン系(RAAS)を介して血圧を調節する。
【④造血促進】傍尿細管間質細胞からエリスロポエチン(EPO)を分泌し、骨髄での赤血球産生を促進する。
【⑤ビタミンD活性化】肝臓で産生された25-ヒドロキシビタミンDを、腎臓で活性型の1,25-ジヒドロキシビタミンD(カルシトリオール)に変換する。