1外耳:耳介・垂直耳道・水平耳道
外耳は耳介(音を集める)+外耳道(垂直耳道→水平耳道のL字構造)からなる。イヌ・ネコの外耳道はL字に曲がっているため汚れ・湿気・空気がこもりやすく、外耳炎が起きやすい。垂れ耳(フロッピーイヤー)犬種はさらに通気性が悪い。
耳は音を感知する聴覚と体のバランスを保つ平衡感覚の両方を担う感覚器で、外耳・中耳・内耳の3部に分けられる。
外耳は音を集めて中耳に届ける部分で、耳介と外耳道からなる。
耳介(じかい)は耳の外から見える軟骨性の部分(いわゆる「耳」の形をした部分)で、周囲の音を集めて外耳道へ導くラッパの役割をもつ。
イヌの耳介は直立耳(シェパードなど)・半垂れ耳・垂れ耳(スパニエルなど)と品種によって形が大きく異なる。
外耳道(がいじどう)はイヌ・ネコで特徴的なL字型(直角に折れ曲がる)の管状の構造で、垂直部(垂直耳道)と水平部(水平耳道)の2つに分けられる。
音は耳介で集められ→垂直耳道→水平耳道の順に進み→鼓膜に到達する。
L字型の構造のため、外耳道内は汚れ・湿気・空気がこもりやすく、細菌や真菌(特にマラセチア)が繁殖しやすい環境になる。
垂れ耳の犬種(コッカースパニエル・バセットハウンドなど)はさらに耳介が外耳道を覆うため通気性が悪く、外耳炎のリスクが高い。
外耳炎の確認や治療には、L字の構造を考慮して外耳道を直線に近づけるよう耳介を持ち上げながら観察・処置を行う。