[{"data":1,"prerenderedAt":-1},["ShallowReactive",2],{"lesson-physiology-body-fluids":3},{"id":4,"category_id":5,"slug":6,"title":7,"summary":8,"sort_order":4,"is_published":9,"sections":10,"question_ids":43,"created_at":52},127,1,"physiology-body-fluids","体液の区分と細胞膜の物質輸送","体の水分（体液）は、細胞の中にある細胞内液と、細胞の外にある細胞外液（間質液＋血漿）に分けられ、体重に対するおおよその割合が決まっている。細胞内はカリウム、細胞外はナトリウムが多いといった電解質の分布、そして細胞膜をはさんで物質が出入りするしくみ（ATPを使わない受動輸送と、ATPを使う能動輸送）、エネルギー源ATP・ADPの関係を整理する。",true,[11,20,25,31,37],{"id":12,"sort_order":13,"heading":14,"key_point":15,"body":16,"figure_svg":17,"figure_url":18,"figure_caption":19},706,0,"体液の区分と割合","体液は、細胞の中の『細胞内液』と、細胞の外の『細胞外液』に分けられる。成人ではおおよそ、体重の60%が体液で、その内訳は細胞内液が体重の約40%、細胞外液が約20%。細胞外液はさらに、間質液（約15%）と血漿（約5%）に分けられる。","体の中の水分を体液という。体液は存在する場所によって、大きく『細胞内液』と『細胞外液』に分けられる。細胞内液は、その名のとおり細胞の中にある体液である。細胞外液は、細胞の外にある体液で、さらに細胞と細胞のあいだを満たす『間質液（組織間液）』と、血管の中を流れる血液の液体成分『血漿（けっしょう）』に分けられる。体重に対する割合は、おおよそ次のとおりである。体液全体は体重の約60%（成人の目安）で、その内訳は、細胞内液が体重の約40%、細胞外液が約20%である。さらに細胞外液の約20%は、間質液が約15%、血漿が約5%に分けられる。『細胞内40％・細胞外20％（間質15％＋血漿5％）』という割合を覚えておくと、脱水や輸液（体液を補う治療）を理解するときの土台になる。","\u003Csvg viewBox=\"0 0 680 300\" xmlns=\"http:\u002F\u002Fwww.w3.org\u002F2000\u002Fsvg\" role=\"img\" aria-label=\"体液の区分と体重に対する割合の図。体液は体重の約60%で、細胞内液が約40%、細胞外液が約20%（間質液約15%＋血漿約5%）に分かれる。\">\n  \u003Crect x=\"0\" y=\"0\" width=\"680\" height=\"300\" fill=\"#FBFBFA\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"20\" y=\"30\" font-size=\"15\" fill=\"#2B2B2B\" font-weight=\"bold\">体液の区分と割合（体重に対する目安）\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Cpath d=\"M90 72 L90 66 L630 66 L630 72\" fill=\"none\" stroke=\"#B7BBC2\" stroke-width=\"1\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"360\" y=\"60\" font-size=\"12\" fill=\"#2B2B2B\" text-anchor=\"middle\">体液 ＝ 体重の約60%\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Crect x=\"90\" y=\"84\" width=\"360\" height=\"58\" fill=\"#ECF1FB\" stroke=\"#3F73E0\" stroke-width=\"1.5\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"270\" y=\"109\" font-size=\"13\" fill=\"#2B2B2B\" text-anchor=\"middle\">細胞内液\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"270\" y=\"128\" font-size=\"12\" fill=\"#3F73E0\" text-anchor=\"middle\" font-weight=\"bold\">約40%\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Crect x=\"450\" y=\"84\" width=\"180\" height=\"58\" fill=\"#E5F1EF\" stroke=\"#2A8A7E\" stroke-width=\"1.5\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"540\" y=\"109\" font-size=\"13\" fill=\"#2B2B2B\" text-anchor=\"middle\">細胞外液\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"540\" y=\"128\" font-size=\"12\" fill=\"#2A8A7E\" text-anchor=\"middle\" font-weight=\"bold\">約20%\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Cpath d=\"M450 142 L450 196\" fill=\"none\" stroke=\"#B7BBC2\" stroke-width=\"1\" stroke-dasharray=\"3 3\"\u002F>\n  \u003Cpath d=\"M630 142 L630 196\" fill=\"none\" stroke=\"#B7BBC2\" stroke-width=\"1\" stroke-dasharray=\"3 3\"\u002F>\n\n  \u003Crect x=\"450\" y=\"196\" width=\"135\" height=\"50\" fill=\"#E5F1EF\" stroke=\"#2A8A7E\" stroke-width=\"1.5\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"517\" y=\"218\" font-size=\"12\" fill=\"#2B2B2B\" text-anchor=\"middle\">間質液\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"517\" y=\"236\" font-size=\"12\" fill=\"#2A8A7E\" text-anchor=\"middle\" font-weight=\"bold\">約15%\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Crect x=\"585\" y=\"196\" width=\"45\" height=\"50\" fill=\"#FBF0DD\" stroke=\"#C47F14\" stroke-width=\"1.5\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"607\" y=\"218\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\" text-anchor=\"middle\">血漿\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"607\" y=\"236\" font-size=\"11\" fill=\"#C47F14\" text-anchor=\"middle\" font-weight=\"bold\">5%\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Ctext x=\"20\" y=\"278\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">※ 細胞外液 ＝ 間質液 ＋ 血漿（細胞外液の約20%を分けたもの）\u003C\u002Ftext>\n\u003C\u002Fsvg>",null,"体液（体重の約60%）の内訳を示した図。細胞内液が約40%、細胞外液が約20%で、細胞外液はさらに間質液（約15%）と血漿（約5%）に分けられる。",{"id":21,"sort_order":5,"heading":22,"key_point":23,"body":24,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},707,"電解質の分布（細胞内はカリウム・細胞外はナトリウム）","体液には電解質（イオン）が溶けているが、その種類のバランスは細胞の内と外で大きく異なる。細胞内液はカリウムイオン（K⁺）が多く、細胞外液はナトリウムイオン（Na⁺）と塩化物イオン（Cl⁻）が多い。この差が、神経や筋肉の働きに重要。","体液には、ナトリウムやカリウムなどの電解質（イオン）が溶けている。重要なのは、どのイオンが多いかが細胞の内と外でまったく違うことである。細胞内液では、陽イオンとしてカリウムイオン（K⁺）が多く、リン酸イオンなども多い。一方、細胞外液（間質液・血漿）では、陽イオンとしてナトリウムイオン（Na⁺）が多く、陰イオンとして塩化物イオン（Cl⁻）が多い。つまり、『細胞の中はカリウム（K⁺）、細胞の外はナトリウム（Na⁺）が多い』と整理できる。このイオン分布の差（細胞の内外でのナトリウム・カリウムの濃度差）は、神経が信号を伝えたり、筋肉が収縮したりするための電気的な活動の土台になっている。この濃度差は自然にできるものではなく、細胞が後述のしくみ（ナトリウム・カリウムポンプ）を使ってエネルギーを消費しながら維持している。",{"id":26,"sort_order":27,"heading":28,"key_point":29,"body":30,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},708,2,"受動輸送（ATPを使わない物質の出入り）","細胞膜をはさんで物質が出入りするしくみのうち、濃度の高い方から低い方へ自然に移動するのが受動輸送で、エネルギー（ATP）を必要としない。膜を直接すり抜ける単純拡散と、チャネルや担体（運び手）を介して通る促進拡散などがある。","細胞は、細胞膜をはさんで必要な物質を取り込んだり、不要な物質を出したりしている。その輸送のしかたは、大きく『受動輸送』と『能動輸送』に分けられる。受動輸送は、物質が濃度の高い方から低い方へ、濃度差にしたがって自然に移動するもので、エネルギー（ATP）を必要としない。水が高いところから低いところへ流れるようなイメージである。受動輸送には、いくつかの形がある。単純拡散は、酸素・二酸化炭素や脂溶性の物質などが、細胞膜を直接すり抜けて移動するものである。促進拡散は、そのままでは膜を通りにくい物質（イオンやブドウ糖など）が、膜にある『チャネル（通り道）』や『担体（運び手のタンパク質）』を介して移動するものである。チャネルや担体を使うが、濃度差にしたがって動くため、これも受動輸送に含まれ、ATPは要らない。そのほか、水が半透膜を通って濃度を均そうと移動する『浸透』なども、受動的な移動である。",{"id":32,"sort_order":33,"heading":34,"key_point":35,"body":36,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},709,3,"能動輸送（ATPを使ってポンプで運ぶ）","濃度の低い方から高い方へ、濃度差に逆らって物質を運ぶのが能動輸送で、エネルギー（ATP）を必要とする。代表が、細胞内のナトリウムをくみ出し、カリウムを取り込む『ナトリウム・カリウムポンプ（Na⁺-K⁺ポンプ）』。これが細胞内外のイオン濃度差を保つ。","能動輸送は、受動輸送とは逆に、物質を濃度の低い方から高い方へ、濃度差（濃度勾配）に逆らって運ぶしくみである。坂道を上に運び上げるようなものなので、エネルギーが必要で、おもにATPを使う。能動輸送の代表が、ナトリウム・カリウムポンプ（Na⁺-K⁺ポンプ、ナトリウムカリウムATPアーゼ）である。これは細胞膜にあるタンパク質で、ATPを分解して得たエネルギーを使い、細胞の中にたまるナトリウム（Na⁺）を細胞の外へくみ出し、逆に細胞の外からカリウム（K⁺）を中へ取り込む。このポンプが働き続けることで、前のセクションで述べた『細胞内はカリウム、細胞外はナトリウムが多い』というイオン分布（濃度差）が保たれている。もし細胞のエネルギー（ATP）が枯渇してこのポンプが止まると、ナトリウムとカリウムの濃度差が崩れ、細胞は正常に働けなくなる。『受動輸送＝ATP不要・濃度差にしたがう、能動輸送＝ATP必要・濃度差に逆らう（ポンプ）』という対比を押さえておく。",{"id":38,"sort_order":39,"heading":40,"key_point":41,"body":42,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},710,4,"エネルギー源ATPとADP","能動輸送などに使われるエネルギーの通貨がATP（アデノシン三リン酸）。リン酸が3つ結合しており、その1つが切れてADP（アデノシン二リン酸＝リン酸2つ）とリン酸になるときにエネルギーが放出される。ATP→ADPでエネルギーを取り出して使う。","能動輸送をはじめ、体のさまざまな活動には、エネルギーをやりとりするための共通の『通貨』が使われる。それがATP（アデノシン三リン酸）である。ATPは、アデノシンという土台に、リン酸が3つ（トリ＝3）つながった構造をしている。リン酸どうしの結合には大きなエネルギーがたくわえられている。ATPの末端のリン酸が1つ切り離されると、ADP（アデノシン二リン酸。ジ＝2で、リン酸が2つ）とリン酸になる。このとき、たくわえられていたエネルギーが放出され、ナトリウム・カリウムポンプなどの活動に使われる。つまり、『ATP（リン酸3つ）→ ADP（リン酸2つ）＋リン酸』の反応でエネルギーを取り出している（ADPは“ダブルのATP”ではなく、リン酸が1つ少ないアデノシン二リン酸である点に注意）。逆に、栄養を分解して得たエネルギーで、ADPにリン酸をつけ直してATPを再生する。こうしてATPは、つくっては使い、を繰り返す『充電池』のように働いている。",[44,45,46,47,48,49,50,51],718,719,720,721,722,723,724,725,"2026-07-28T12:02:18.891604"]