1X線の基本(空気は黒・水は白)と透過性の低下
X線写真では、X線がよく通る空気は黒く、X線を通しにくい水・軟部組織・骨は白く写る。正常な肺は空気が多いので黒い。肺に水分や細胞がたまると白っぽくなり、これを『透過性の低下(不透過性の増加)』という。
X線(レントゲン)写真は、体を通り抜けたX線の量の違いを白黒で表したものである。
X線がよく通り抜ける部分は黒く、通りにくい部分は白く写る。
空気はX線をよく通すため黒く写り、水や軟部組織・血液はX線を通しにくいため白く写る。
骨はさらに白い。
正常な肺は空気で満たされているため、胸部X線では黒っぽく写る(肺野)。
ところが、肺炎・肺水腫・出血などで肺胞や間質に水分や細胞がたまると、本来空気で黒いはずの肺野が白っぽくなる。
この変化を『肺の透過性の低下(不透過性の増加)』という。
肺がどのように白くなるか——その『見え方(パターン)』を読み分けることで、どの部分にどんな異常が起きているかを推測する。
代表的な見え方が、肺胞パターン・間質パターン・気管支パターンである。