1X線の透過とX線写真の濃度
X線写真では、X線がよく通る(透過度が高い)ところほど黒く、通りにくい(透過度が低い)ところほど白く写る。白さ(濃度)の順は、空気→脂肪→水(軟部組織)→骨→金属で、金属がもっとも白い。
X線(レントゲン)写真は、体を通り抜けたX線の量の違いを白黒で表したものである。
X線がよく通り抜ける(透過度が高い)ところは黒く写り、通りにくい(透過度が低い、よく吸収する)ところは白く写る。
体の組織を、X線の通りにくさ(白く写る度合い=濃度)の順に並べると、空気 → 脂肪 → 水(軟部組織) → 骨 → 金属となり、空気がもっとも黒く、金属がもっとも白い。
ここで、肝臓・心臓・膀胱・筋肉などの臓器・軟部組織は、ほぼ『水』と同じ濃度(軟部組織濃度)でひとまとまりになる。
そのため、隣り合う軟部組織どうしは濃度が似ていて区別しにくく、造影剤を使って差をつけることがある(造影検査)。
『空気・脂肪・水(軟部)・骨・金属』の5段階の濃度を、黒い順/白い順に言えるようにしておくことが、X線写真を読む基本になる。