1痛みを管理する意義
痛みは苦痛であるだけでなく、食欲低下・行動変化を招き、回復を遅らせる。痛みからの解放は動物福祉(5つの自由のひとつ)の観点からも重要で、『動物だから我慢させてよい』ものではない。
痛みを和らげること(疼痛管理)は、動物医療においてとても大切である。
痛みは、その動物にとって大きな苦痛であるだけでなく、食欲を落とし、動こうとしなくなるなど行動を変え、結果として病気やけがからの回復を遅らせる。
動物福祉の基本である『5つの自由』にも『痛み・傷害・病気からの自由』が含まれており、痛みを管理することは福祉の観点からも欠かせない。
『動物だから痛みに強い』『多少の痛みは我慢させてよい』という考えは適切ではなく、人と同じように痛みに配慮する姿勢が求められる。