1輸液量の考え方(3つの足し算)
1日に必要な輸液量は、3つを足して求める。①維持量(生きるのに最低限必要な水分)+②脱水補正量(すでに脱水で失われた不足分)+③進行性喪失量(嘔吐・下痢などでこれから失われる分)。この合計を、一定時間かけて投与する。
輸液の量は、やみくもに決めるのではなく、必要な分を足し合わせて計算する。
必要な輸液量は、大きく3つの要素からなる。
①維持量は、呼吸や排尿などで日々失われる、生きていくのに最低限必要な水分量である。
②脱水補正量(欠乏量)は、すでに脱水によって体から失われてしまった水分の不足分で、これを補う必要がある。
③進行性喪失量は、嘔吐や下痢などによって、これからも失われ続ける分である。
1日に必要な輸液量は、この『維持量+脱水補正量+進行性喪失量』を足し合わせて求め、それを一定の時間(ふつう1日かけて)投与する。
それぞれの量を、次のセクションで具体的に計算していく。