1CPRにおける薬剤投与の位置づけ
CPRは胸骨圧迫と人工呼吸(BLS)が最優先。薬剤投与はBLSを止めずに行う高度救命処置(ALS)の一部。静脈路(IV)か骨髄内投与(IO)で行い、気管内投与は薬剤によって吸収が不安定なため推奨されない。
心肺停止(CPA)に対するCPRは、まず胸骨圧迫と換気を途切れなく続けることが最重要である。
薬剤はあくまでもBLS(基本救命処置)を補助する高度救命処置(ALS)の手段であり、胸骨圧迫の中断を最小限にしながら投与する。
投与経路は静脈内(IV)または骨髄内(IO)が基本で、骨髄内投与はIVラインが確保できない場合の代替として有効である。
薬剤は大きく3グループに分けられる:心停止時に心拍再開を促す「心停止薬」、不整脈を治療する「抗不整脈薬」、麻酔薬などの作用を打ち消す「拮抗薬」である。
RECOVER(Reassessment Campaign on Veterinary Resuscitation)は、動物のCPRエビデンスをまとめた国際的なガイドラインであり、各薬剤の用量もこのガイドラインに基づいている。