1造影検査とは
X線写真では、空気や骨は写りやすいが、消化管・尿路・血管などの中身は周囲と区別しにくい。そこで、X線を通しにくい『造影剤』を入れて、これらの臓器の形・通り道・つまりなどを見やすくするのが造影検査。
ふつうのX線(レントゲン)写真では、空気(黒)や骨(白)はよく写るが、消化管・尿路(腎臓〜膀胱)・血管などの『管』や『袋』の内側の様子は、周囲の軟部組織と濃さが似ていて区別しにくい。
そこで、X線を通しにくく白く写る『造影剤』を、見たい臓器の中に入れてから撮影すると、その臓器の形・大きさ・内側の様子・通り道のつまりや穴などがはっきり見えるようになる。
これが造影検査である。
造影剤の入れ方は検査によって異なり、口から飲ませる(消化管)、カテーテルで膀胱や血管に入れる(尿路・血管)などがある。
造影検査で使われる代表的な造影剤が、消化管を見る『硫酸バリウム』と、尿路・血管などに使う『水溶性ヨード造影剤』である。
どちらをどの検査に使うか、そしてどんなときに使ってはいけないか(禁忌)を理解しておくことが大切である。