1獣医療面接の特徴 ― 飼い主から聞き取る
要点人の医療と異なり、獣医療では患者である動物自身が症状を言葉で説明できない。そのため、飼い主から動物の様子を的確に聞き取る問診(獣医療面接)が、診断・治療の質を大きく左右する。動物看護師も、来院時の聞き取りや入院中の様子の伝達などで、飼い主とのコミュニケーションに深く関わる。
人の医療では、患者本人が『いつから、どこが、どのように痛むか』を言葉で伝えることができる。
しかし獣医療では、患者である動物自身が言葉で症状を説明することはできない。
動物の体調の変化に気づき、それを言葉にして伝えるのは、日ごろ動物と暮らしている飼い主である。
そのため、飼い主からどれだけ的確に、必要な情報を聞き取れるかが、診断や治療方針を決めるうえで非常に重要になる。
この聞き取りの場面を獣医療面接(問診)という。
動物看護師も、来院時の受付での聞き取り、入院中の動物の様子を飼い主へ伝える場面、退院後のケアの説明など、さまざまな場面で飼い主とのコミュニケーションに関わる。
信頼関係を築きながら、正確な情報をやり取りする力は、獣医師だけでなく動物看護師にも求められる専門技術の1つである。