[{"data":1,"prerenderedAt":-1},["ShallowReactive",2],{"lesson-nursing-antiparasitics-tox":3},{"id":4,"category_id":5,"slug":6,"title":7,"summary":8,"sort_order":4,"is_published":9,"sections":10,"question_ids":49,"created_at":58},167,2,"nursing-antiparasitics-tox","抗寄生虫薬と殺虫剤・殺鼠剤の中毒","寄生虫を駆除する薬は、対象によって使い分ける。線虫やフィラリア予防にはマクロライド系（イベルメクチン・セラメクチン・ミルベマイシン）やピランテル、条虫にはプラジカンテル、ダニなどの外部寄生虫にはアミトラズやセラメクチン、原虫にはサルファ剤（コクシジウム）やメトロニダゾール（ジアルジアなど）を用いる。コリー系の犬はMDR1遺伝子変異のためイベルメクチンで神経毒性を起こしやすい。中毒では、有機リン系・カルバメート系殺虫剤がコリンエステラーゼを阻害して中毒を起こし解毒にアトロピンを、ワルファリン系殺鼠剤がビタミンKを妨げて出血を起こし治療にビタミンKを用いる。",true,[11,20,26,31,37,43],{"id":12,"sort_order":13,"heading":14,"key_point":15,"body":16,"figure_svg":17,"figure_url":18,"figure_caption":19},916,0,"抗寄生虫薬の整理（駆虫薬・抗原虫薬）","体内の寄生虫は、線虫（回虫・鉤虫など）・条虫・吸虫といった『蠕虫（ぜんちゅう）』と、コクシジウム・ジアルジアなどの『原虫』に分けられる。蠕虫を駆除する薬を駆虫薬（駆線虫薬・駆条虫薬）、原虫を抑える薬を抗原虫薬という。寄生虫の種類に合わせて薬を選ぶ。","寄生虫を駆除・抑制する薬を抗寄生虫薬という。まず、相手の寄生虫がどの仲間かを区別することが大切である。【蠕虫（ぜんちゅう）】からだが細長い・平たい多細胞の寄生虫で、線虫（回虫・鉤虫・鞭虫・フィラリアなど）、条虫（サナダムシ）、吸虫がある。これらを駆除する薬を『駆虫薬（駆線虫薬・駆条虫薬）』という。【原虫（げんちゅう）】単細胞の寄生虫で、コクシジウム・ジアルジア・トキソプラズマ・バベシアなどがある。これらを抑える薬を『抗原虫薬』という。寄生虫の種類によって効く薬が違うため、糞便検査などで寄生虫を特定し、それに合った薬を選ぶ。","\u003Csvg viewBox=\"0 0 720 372\" xmlns=\"http:\u002F\u002Fwww.w3.org\u002F2000\u002Fsvg\" role=\"img\" aria-label=\"体内の寄生虫を蠕虫と原虫に分け、蠕虫には駆虫薬、原虫には抗原虫薬を用いることを示す分類図\">\n  \u003Crect x=\"0\" y=\"0\" width=\"720\" height=\"372\" fill=\"#FBFBFA\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"360\" y=\"28\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"15\" fill=\"#2B2B2B\" font-weight=\"bold\">抗寄生虫薬は寄生虫の種類で選ぶ（蠕虫 と 原虫）\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Crect x=\"28\" y=\"46\" width=\"322\" height=\"292\" rx=\"8\" fill=\"#fff\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"46\" y=\"74\" font-size=\"15\" fill=\"#2A8A7E\" font-weight=\"bold\">蠕虫（ぜんちゅう）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"46\" y=\"94\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">からだが細長い・平たい多細胞の寄生虫\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"46\" y=\"104\" width=\"286\" height=\"30\" rx=\"5\" fill=\"#fff\" stroke=\"#BFE0DA\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"56\" y=\"123\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">線虫：回虫・鉤虫・鞭虫・フィラリア\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"46\" y=\"140\" width=\"286\" height=\"28\" rx=\"5\" fill=\"#fff\" stroke=\"#BFE0DA\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"56\" y=\"158\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">条虫（サナダムシ）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"46\" y=\"174\" width=\"286\" height=\"28\" rx=\"5\" fill=\"#fff\" stroke=\"#BFE0DA\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"56\" y=\"192\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">吸虫\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"189\" y=\"224\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"16\" fill=\"#2A8A7E\">&#8595;\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"46\" y=\"230\" width=\"286\" height=\"42\" rx=\"6\" fill=\"#EAF5F3\" stroke=\"#2A8A7E\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"189\" y=\"255\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"13\" fill=\"#2B2B2B\" font-weight=\"bold\">駆虫薬（駆線虫薬・駆条虫薬）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"189\" y=\"300\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">→ 蠕虫を駆除する\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Crect x=\"370\" y=\"46\" width=\"322\" height=\"292\" rx=\"8\" fill=\"#fff\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"388\" y=\"74\" font-size=\"15\" fill=\"#7558B2\" font-weight=\"bold\">原虫（げんちゅう）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"388\" y=\"94\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">単細胞の寄生虫\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"388\" y=\"104\" width=\"286\" height=\"24\" rx=\"5\" fill=\"#fff\" stroke=\"#D6CBE8\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"398\" y=\"120\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">コクシジウム\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"388\" y=\"132\" width=\"286\" height=\"24\" rx=\"5\" fill=\"#fff\" stroke=\"#D6CBE8\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"398\" y=\"148\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">ジアルジア\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"388\" y=\"160\" width=\"286\" height=\"24\" rx=\"5\" fill=\"#fff\" stroke=\"#D6CBE8\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"398\" y=\"176\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">トキソプラズマ\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"388\" y=\"188\" width=\"286\" height=\"24\" rx=\"5\" fill=\"#fff\" stroke=\"#D6CBE8\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"398\" y=\"204\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">バベシア\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"531\" y=\"224\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"16\" fill=\"#7558B2\">&#8595;\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"388\" y=\"230\" width=\"286\" height=\"42\" rx=\"6\" fill=\"#F1EDF7\" stroke=\"#7558B2\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"531\" y=\"256\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"13\" fill=\"#2B2B2B\" font-weight=\"bold\">抗原虫薬\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"531\" y=\"300\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">→ 原虫を抑える\u003C\u002Ftext>\n\n  \u003Ctext x=\"360\" y=\"358\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">糞便検査などで寄生虫を特定し、それに合った薬を選ぶ\u003C\u002Ftext>\n\u003C\u002Fsvg>",null,"体内の寄生虫は多細胞の蠕虫（線虫・条虫・吸虫）と単細胞の原虫（コクシジウム・ジアルジアなど）に分けられ、蠕虫には駆虫薬、原虫には抗原虫薬を用いる。糞便検査などで種類を特定して薬を選ぶ。",{"id":21,"sort_order":22,"heading":23,"key_point":24,"body":25,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},917,1,"線虫・フィラリアの薬（マクロライド系・ピランテル）","線虫（回虫・鉤虫など）やフィラリアの予防には、マクロライド系（イベルメクチン・セラメクチン・ミルベマイシンオキシム）がよく用いられる。これらは寄生虫の神経・筋に作用して麻痺させる。回虫・鉤虫にはパモ酸ピランテルも用いられる。","線虫（回虫・鉤虫など）やフィラリア（犬糸状虫）の予防・駆除には、『マクロライド系』の駆虫薬がよく用いられる。イベルメクチン、セラメクチン、ミルベマイシンオキシムなどがこれにあたる。（これらは正確には『マクロサイクリックラクトン（大環状ラクトン）系』と呼ばれる抗寄生虫薬で、タンパク質合成を阻害する抗菌薬の『マクロライド系』とは別の系統である点に注意する。）これらは寄生虫（無脊椎動物）の神経・筋の働きに作用して麻痺させ、駆除する。フィラリア予防薬として毎月投与する薬の多くがこの仲間である。セラメクチンは、皮膚に垂らすタイプ（スポットオン）で、フィラリア予防に加えてノミやミミヒゼンダニなどにも効く。また、回虫・鉤虫などにはパモ酸ピランテルも用いられ、寄生虫の筋を持続的に興奮させて麻痺させる。",{"id":27,"sort_order":5,"heading":28,"key_point":29,"body":30,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},918,"条虫の薬（プラジカンテル）と外部寄生虫の薬","条虫（サナダムシ）の駆除にはプラジカンテルが用いられる。ダニ・マダニ・ノミなどの外部寄生虫には、アミトラズ（ダニ用の薬浴など）、セラメクチンやフィプロニルなどのスポットオン薬が用いられる。対象の寄生虫に合わせて使い分ける。","【条虫（サナダムシ）】の駆除には『プラジカンテル』が広く用いられる。プラジカンテルは条虫に効果が高く、吸虫にも用いられる。【外部寄生虫（ダニ・マダニ・ノミ・ヒゼンダニなど）】には、次のような薬がある。・アミトラズ：イヌのニキビダニ症（毛包虫症）などに薬浴で用いられるダニ駆除薬。・セラメクチン・フィプロニルなど：皮膚に垂らすスポットオン薬で、ノミ・マダニ・ヒゼンダニなどに用いる。・近年は、ノミ・マダニに効く飲み薬（イソオキサゾリン系）も広く使われる。外部寄生虫も、対象（マダニかノミかダニ症か）に合わせて薬を選ぶ。",{"id":32,"sort_order":33,"heading":34,"key_point":35,"body":36,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},919,3,"抗原虫薬（コクシジウム・ジアルジアなど）","原虫を抑える抗原虫薬には、コクシジウム症にサルファ剤（スルファ剤）、ジアルジア症・トリコモナス症などにメトロニダゾールが用いられる。バベシアにはジミナゼンなどが用いられる。原虫の種類に応じて薬を選ぶ。","原虫による病気（原虫症）には、抗原虫薬を用いる。【コクシジウム症】サルファ剤（スルファ剤）などが用いられる。【ジアルジア症・トリコモナス症】メトロニダゾールが用いられる（メトロニダゾールは嫌気性菌にも効く）。【バベシア症】赤血球に寄生して溶血を起こすバベシアには、ジミナゼンなどの抗原虫薬が用いられる。原虫は細菌とも蠕虫とも違うため、それぞれに効く薬を選ぶ必要がある。",{"id":38,"sort_order":39,"heading":40,"key_point":41,"body":42,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},920,4,"イベルメクチンとコリー系のMDR1","コリー・シェルティ・オーストラリアンシェパードなどのコリー系の犬には、MDR1（ABCB1）遺伝子の変異をもつ個体が多い。この遺伝子は薬を脳から排出するP-糖タンパク質を作る設計図で、変異があると薬が脳に入りやすくなり、イベルメクチンなどで神経毒性（ふらつき・運動失調・昏睡など）を起こす。投与前の遺伝子検査や慎重な選択が重要。","イベルメクチンは有用な駆虫薬だが、犬種によっては強い副作用に注意が必要である。コリー、シェルティ（シェットランド・シープドッグ）、オーストラリアン・シェパードなどの『コリー系』の犬には、『MDR1（ABCB1）遺伝子』に変異をもつ個体が多い。この遺伝子は、薬物を脳から外へ汲み出す『P-糖タンパク質』という関所を作る設計図である。変異があるとこの関所がうまく働かず、薬が脳（中枢神経）に入り込みやすくなる。そのため、変異をもつコリー系の犬にイベルメクチンを通常量で投与すると、薬が脳に入って効きすぎ、ふらつき・運動失調・流涎・震え・昏睡などの神経症状（中毒）を起こすことがある。対策として、投与前にMDR1遺伝子検査を行う、コリー系には適応・用量を慎重に選ぶ、安全域の広い薬を選ぶ、などが重要になる。",{"id":44,"sort_order":45,"heading":46,"key_point":47,"body":48,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},921,5,"殺虫剤・殺鼠剤の中毒と解毒","有機リン系・カルバメート系の殺虫剤は、アセチルコリンを分解する酵素（コリンエステラーゼ）を阻害し、アセチルコリンが過剰になって流涎・縮瞳・徐脈・けいれんなどの中毒を起こす。解毒にはアトロピンを用いる。ワルファリン系の殺鼠剤はビタミンKの働きを妨げて出血を起こし、治療にはビタミンKを用いる。","動物が誤食しやすい薬剤の中毒と、その解毒（治療）を押さえる。【有機リン系・カルバメート系の殺虫剤】これらは、神経の情報を伝える物質『アセチルコリン』を分解する酵素『コリンエステラーゼ』の働きを阻害する。すると、アセチルコリンが分解されずに過剰にたまり、流涎（よだれ）・縮瞳（瞳が小さくなる）・徐脈・嘔吐・下痢・筋のけいれん・呼吸困難などの中毒症状を起こす。解毒には、アセチルコリンの作用を抑える『アトロピン』を用いる（有機リン中毒ではPAM（プラリドキシム）を併用することもある）。【ワルファリン系の殺鼠剤（さっそざい）】ビタミンKの働きを妨げ、ビタミンK依存性の凝固因子（第II・VII・IX・X因子）が作れなくなって、数日後に重い出血を起こす。治療には『ビタミンK』を投与する。『有機リン・カルバメート中毒→アトロピン』『ワルファリン系殺鼠剤→ビタミンK』という解毒の組み合わせをセットで覚える。",[50,51,52,53,54,55,56,57],1027,1028,1029,1030,1031,1032,1033,1034,"2026-07-28T12:02:18.891604"]