1なぜ血圧が上がるか(降圧薬理解の前提)
血圧は『心拍出量 × 末梢血管抵抗』で決まる。心臓が強く・早く動くか、血管が細くなるか、体内の水分が増えるかで血圧が上がる。降圧薬はそれぞれ違う仕組みでこれらを抑える。
血圧が上がる原因は大きく3つある:①心臓の拍出量(拍動の回数・強さ)が増える、②末梢血管が収縮して抵抗が増える、③体内の水分・塩分量が増えて循環血液量が増える。
降圧薬は、これら3つのうちどこに作用するかで種類が分かれる。
獣医療では、高血圧は慢性腎臓病(特にネコ)や甲状腺機能亢進症(ネコ)、クッシング症候群(イヌ)などで見られ、眼・腎臓・心臓・脳への二次的障害を防ぐために降圧薬が使用される。