1抗てんかん薬の基礎
てんかんは発作(けいれん)をくり返す状態。抗てんかん薬は、発作の起こりにくさ(発作のしきい値)を高めて発作を減らす薬。血中濃度を一定に保つことが大切で、毎日決まった時間にのみ続け、自己判断で急にやめないことが重要(急な中断は発作を悪化させる)。
てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮して、発作(けいれんなど)をくり返す状態である。
抗てんかん薬は、神経の過剰な興奮を抑え、発作の起こりにくさ(発作のしきい値)を高めることで、発作の回数や程度を減らす薬である。
抗てんかん薬は、発作を『その場で止める』というより、毎日続けてのむことで発作を『起こりにくくする』薬である。
効果を保つには、血液中の薬の濃度を一定に保つことが大切で、毎日決まった時間にのみ続ける必要がある。
飼い主が自己判断で急に薬をやめたり量を減らしたりすると、かえって発作が悪化したり、発作が止まらなくなる重い状態(てんかん重積)を起こしたりすることがある。
そのため、動物看護師は、薬を続けることの大切さと、急に中断しないことを飼い主にしっかり指導する。