[{"data":1,"prerenderedAt":-1},["ShallowReactive",2],{"lesson-nursing-antibiotics":3},{"id":4,"category_id":5,"slug":6,"title":7,"summary":8,"sort_order":4,"is_published":9,"sections":10,"question_ids":49,"created_at":60},166,2,"nursing-antibiotics","抗菌薬の作用機序による分類","抗菌薬は、細菌だけがもつ構造やしくみを狙うことで、宿主の細胞を傷つけずに細菌を抑える。作用機序で大きく4つに分類される。①細胞壁合成阻害＝βラクタム系（ペニシリン・セフェム）など。②タンパク質合成阻害＝アミノグリコシド・テトラサイクリン（30S）、マクロライド・クロラムフェニコール（50S）。③核酸合成阻害＝ニューキノロン系。④葉酸合成阻害＝サルファ剤。マイコプラズマ（細胞壁をもたない）やリケッチア・クラミジア（細胞内寄生）にはテトラサイクリンが用いられる。ニューキノロンは幼若動物の関節軟骨障害、テトラサイクリンは歯の着色・骨の発育への影響があり、幼齢・妊娠動物では注意する。",true,[11,20,26,31,37,43],{"id":12,"sort_order":13,"heading":14,"key_point":15,"body":16,"figure_svg":17,"figure_url":18,"figure_caption":19},910,0,"抗菌薬とは・作用機序による4分類","抗菌薬は、細菌だけがもつ構造（細胞壁など）やしくみを狙い、宿主の細胞を傷つけずに細菌を抑える（選択毒性）。作用機序で4つに分類される：①細胞壁合成阻害 ②タンパク質合成阻害 ③核酸合成阻害 ④葉酸合成阻害。","抗菌薬（抗生物質を含む）は、細菌の感染症を治療する薬である。ヒトや動物の細胞を傷つけず、細菌だけを選んで抑える（選択毒性）ために、『細菌だけがもつ構造やしくみ』を標的にしている。代表的な標的によって、抗菌薬は次の4つに分類される。①細胞壁の合成を阻害する（動物細胞には細胞壁がないので細菌だけに効く）。②タンパク質の合成を阻害する（細菌のリボソームは動物と少し違う）。③核酸（DNA）の合成を阻害する。④葉酸の合成を阻害する（葉酸は核酸合成に必要で、細菌は自分で葉酸を作る）。どのしくみを止めるかで系統が分かれ、効く菌の範囲（スペクトル）や副作用も変わる。","\u003Csvg viewBox=\"0 0 720 384\" xmlns=\"http:\u002F\u002Fwww.w3.org\u002F2000\u002Fsvg\" role=\"img\" aria-label=\"抗菌薬の作用機序による4分類と代表薬の一覧表\">\n  \u003Crect x=\"0\" y=\"0\" width=\"720\" height=\"384\" fill=\"#FBFBFA\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"20\" y=\"30\" font-size=\"15\" font-weight=\"bold\" fill=\"#2B2B2B\">抗菌薬の作用機序による4分類と代表薬\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"20\" y=\"50\" width=\"680\" height=\"306\" fill=\"#fff\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Crect x=\"20\" y=\"50\" width=\"680\" height=\"34\" fill=\"#F0F0EE\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"30\" y=\"72\" font-size=\"12\" font-weight=\"bold\" fill=\"#2B2B2B\">作用機序（分類）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"210\" y=\"72\" font-size=\"12\" font-weight=\"bold\" fill=\"#2B2B2B\">標的（細菌のどこを止める）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"410\" y=\"72\" font-size=\"12\" font-weight=\"bold\" fill=\"#2B2B2B\">代表的な系統・薬\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"20\" y=\"84\" width=\"6\" height=\"68\" fill=\"#2F6FB0\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"34\" y=\"122\" font-size=\"12\" font-weight=\"bold\" fill=\"#2F6FB0\">①細胞壁合成阻害\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"210\" y=\"122\" font-size=\"11.5\" fill=\"#2B2B2B\">細胞壁（ペプチドグリカン）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"410\" y=\"122\" font-size=\"12\" fill=\"#2B2B2B\">βラクタム系（ペニシリン・セフェム）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"20\" y=\"152\" width=\"6\" height=\"68\" fill=\"#2E8B57\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"34\" y=\"190\" font-size=\"12\" font-weight=\"bold\" fill=\"#2E8B57\">②タンパク質合成阻害\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"210\" y=\"190\" font-size=\"11.5\" fill=\"#2B2B2B\">リボソーム（30S・50S）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"410\" y=\"180\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">30S：アミノグリコシド・テトラサイクリン\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"410\" y=\"204\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">50S：マクロライド・クロラムフェニコール\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"20\" y=\"220\" width=\"6\" height=\"68\" fill=\"#7A4FA3\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"34\" y=\"258\" font-size=\"12\" font-weight=\"bold\" fill=\"#7A4FA3\">③核酸（DNA）合成阻害\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"210\" y=\"258\" font-size=\"11.5\" fill=\"#2B2B2B\">DNA（複製）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"410\" y=\"258\" font-size=\"12\" fill=\"#2B2B2B\">ニューキノロン系\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"20\" y=\"288\" width=\"6\" height=\"68\" fill=\"#C97A1E\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"34\" y=\"326\" font-size=\"12\" font-weight=\"bold\" fill=\"#C97A1E\">④葉酸合成阻害\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"210\" y=\"326\" font-size=\"11.5\" fill=\"#2B2B2B\">葉酸（核酸合成に必要）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"410\" y=\"326\" font-size=\"12\" fill=\"#2B2B2B\">サルファ剤（ST合剤）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Cline x1=\"20\" y1=\"152\" x2=\"700\" y2=\"152\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Cline x1=\"20\" y1=\"220\" x2=\"700\" y2=\"220\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Cline x1=\"20\" y1=\"288\" x2=\"700\" y2=\"288\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Cline x1=\"200\" y1=\"50\" x2=\"200\" y2=\"356\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Cline x1=\"400\" y1=\"50\" x2=\"400\" y2=\"356\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n\u003C\u002Fsvg>",null,"抗菌薬は標的とする細菌の構造・しくみによって4つに分類される。細胞壁合成阻害＝βラクタム系、タンパク質合成阻害＝アミノグリコシド・テトラサイクリン（30S）／マクロライド・クロラムフェニコール（50S）、核酸合成阻害＝ニューキノロン系、葉酸合成阻害＝サルファ剤が代表となる。",{"id":21,"sort_order":22,"heading":23,"key_point":24,"body":25,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},911,1,"①細胞壁合成阻害（βラクタム系など）","細胞壁合成阻害薬は、細菌のペプチドグリカン（細胞壁）の合成を妨げて菌を破壊する。代表はβラクタム系（ペニシリン系・セフェム＝セファロスポリン系）。動物の細胞には細胞壁がないため、細菌に選択的に作用し、比較的安全性が高い。","細胞壁合成阻害薬は、細菌の細胞壁（ペプチドグリカン）を作る過程を妨げる。細胞壁が作れないと、菌は浸透圧に耐えられず壊れて死ぬ（殺菌的）。代表的なのが『βラクタム系（ベータラクタム系）』で、ペニシリン系、セフェム系（セファロスポリン系）、カルバペネム系などが含まれる。このほか、グリコペプチド系（バンコマイシンなど）も細胞壁合成を阻害する。動物（ヒト）の細胞には細胞壁がないため、細胞壁合成阻害薬は細菌だけに作用し、宿主への毒性が比較的低く安全性が高いのが特徴である。（ただしペニシリンなどはアレルギーを起こすことがある点には注意する。）",{"id":27,"sort_order":5,"heading":28,"key_point":29,"body":30,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},912,"②タンパク質合成阻害（アミノグリコシド・テトラサイクリン・マクロライドなど）","タンパク質合成阻害薬は、細菌のリボソームに結合してタンパク質づくりを妨げる。リボソームの30Sを標的にするのがアミノグリコシド系・テトラサイクリン系、50Sを標的にするのがマクロライド系・クロラムフェニコールなど。","タンパク質合成阻害薬は、細菌がタンパク質を作る工場である『リボソーム』に結合して、その働きを止める。細菌のリボソーム（70S）は動物のもの（80S）と構造が違うため、細菌に選択的に作用できる。リボソームは大小2つの部分（サブユニット）からなり、どちらに結合するかで系統が分かれる。【30Sサブユニットを阻害】アミノグリコシド系、テトラサイクリン系。【50Sサブユニットを阻害】マクロライド系、クロラムフェニコール、リンコマイシン系（クリンダマイシンなど）。これらは細菌のタンパク質づくりを止めることで、増殖を抑えたり菌を殺したりする。",{"id":32,"sort_order":33,"heading":34,"key_point":35,"body":36,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},913,3,"③核酸合成阻害（ニューキノロン）と④葉酸合成阻害（サルファ剤）","核酸（DNA）合成阻害薬の代表はニューキノロン系で、DNAの複製に必要な酵素を妨げる（名前に『〜フロキサシン』が多い）。葉酸合成阻害薬の代表はサルファ剤で、細菌が核酸合成に必要な葉酸を自分で作るのを妨げる（ヒト・動物は葉酸を食事から摂るので影響を受けにくい）。","【③核酸（DNA）合成阻害】ニューキノロン系（フルオロキノロン系）は、細菌がDNAを複製するのに必要な酵素（DNAジャイレースなど）を妨げて、増殖を止める。エンロフロキサシンなど、名前の語尾に『〜フロキサシン』が多い。【④葉酸合成阻害】サルファ剤（サルファ薬・ST合剤など）は、細菌が『葉酸』を自分で合成するのを妨げる。葉酸は核酸（DNA）を作るのに必要なので、葉酸が作れないと細菌は増えられなくなる。ヒトや動物は葉酸を自分で作らず食事から摂るため、サルファ剤の影響を受けにくく、細菌に選択的に効く。このように、抗菌薬は『細胞壁・タンパク質・核酸・葉酸』のどこを止めるかで4つに整理できる。",{"id":38,"sort_order":39,"heading":40,"key_point":41,"body":42,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},914,4,"細胞壁をもたない・細胞内寄生の病原体とテトラサイクリン","マイコプラズマ（細胞壁をもたない）には、細胞壁合成阻害薬（βラクタム）が効かない。また、リケッチア・クラミジアは細胞の中で増える『細胞内寄生』の病原体。これらマイコプラズマ・リケッチア・クラミジアには、テトラサイクリン系がよく用いられる。","細菌の中には、ふつうの細菌と性質が違うものがあり、効く抗菌薬も変わる。【マイコプラズマ】細胞壁をもたない細菌。細胞壁を作るのを妨げるβラクタム系（ペニシリンなど）は効かない。【リケッチア・クラミジア】細胞の中でしか増えられない『細胞内寄生』の微生物。これらマイコプラズマ・リケッチア・クラミジアに対しては、細胞内によく移行し、これらに効く『テトラサイクリン系』がよく用いられる（マクロライド系などが使われることもある）。『マイコプラズマ・リケッチア・クラミジア → テトラサイクリン』と覚えておくとよい。",{"id":44,"sort_order":45,"heading":46,"key_point":47,"body":48,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},915,5,"幼若・妊娠動物で注意する抗菌薬","成長期・妊娠中の動物では一部の抗菌薬に注意する。ニューキノロン系は幼若動物で関節軟骨の障害を起こす。テトラサイクリン系は歯の着色（黄染）や骨・歯の発育への影響を起こす。いずれも幼齢・妊娠動物では慎重に使う。","成長期（幼若）や妊娠中の動物では、薬が発育に悪影響を及ぼすことがあるため、抗菌薬の選択に注意が必要である。【ニューキノロン系】幼若（成長期）の動物に使うと、関節軟骨の障害を起こすことが知られており、若齢動物への使用には注意する。【テトラサイクリン系】成長期に使うと、歯の着色（黄染）やエナメル質形成不全、骨・歯の発育への影響を起こすことがある。これは骨や歯に沈着・色素沈着する性質によるもので、幼齢・妊娠動物では注意する。このように、抗菌薬は『効くかどうか』だけでなく、『その動物の年齢・状態に使ってよいか』も考えて選ぶ必要がある。",[50,51,52,53,54,55,56,57,58,59],1017,1018,1019,1020,1021,1022,1023,1024,1025,1026,"2026-07-28T12:02:18.891604"]