1抗菌薬とは・作用機序による4分類
抗菌薬は、細菌だけがもつ構造(細胞壁など)やしくみを狙い、宿主の細胞を傷つけずに細菌を抑える(選択毒性)。作用機序で4つに分類される:①細胞壁合成阻害 ②タンパク質合成阻害 ③核酸合成阻害 ④葉酸合成阻害。
抗菌薬(抗生物質を含む)は、細菌の感染症を治療する薬である。
ヒトや動物の細胞を傷つけず、細菌だけを選んで抑える(選択毒性)ために、『細菌だけがもつ構造やしくみ』を標的にしている。
代表的な標的によって、抗菌薬は次の4つに分類される。
①細胞壁の合成を阻害する(動物細胞には細胞壁がないので細菌だけに効く)。
②タンパク質の合成を阻害する(細菌のリボソームは動物と少し違う)。
③核酸(DNA)の合成を阻害する。
④葉酸の合成を阻害する(葉酸は核酸合成に必要で、細菌は自分で葉酸を作る)。
どのしくみを止めるかで系統が分かれ、効く菌の範囲(スペクトル)や副作用も変わる。