[{"data":1,"prerenderedAt":-1},["ShallowReactive",2],{"lesson-micro-virus-classification":3},{"id":4,"category_id":5,"slug":6,"title":7,"summary":8,"sort_order":4,"is_published":9,"sections":10,"question_ids":49,"created_at":58},164,3,"micro-virus-classification","ウイルスの分類（DNA・RNA）とPCR","ウイルスを、もっている核酸（DNAかRNAか、一本鎖か二本鎖か）で分類して、獣医領域で重要な代表ウイルスを整理する。DNAウイルス（ヘルペス・アデノ・パルボ）、RNAウイルス（カリシ・コロナ・レトロ・パラミクソ・ラブドなど）の代表と、DNAを増幅して検出するPCRの原理を、図ではなく文章で読んで学ぶ。",true,[11,20,26,32,37,43],{"id":12,"sort_order":13,"heading":14,"key_point":15,"body":16,"figure_svg":17,"figure_url":18,"figure_caption":19},899,0,"ウイルスの核酸とPCR","ウイルスは、遺伝情報である核酸（DNAまたはRNA）と、それを包むタンパク質の殻からなる。核酸の種類によりDNAウイルスとRNAウイルスに分けられる。PCR（ポリメラーゼ連鎖反応）は、DNAを人工的に増やして（増幅して）検出する原理・手法で、ウイルスの遺伝子を検出する検査に使われる。","ウイルスは、遺伝情報である核酸（DNAまたはRNA）と、それを包むタンパク質の殻（カプシド）などからできている、とても小さな病原体である。ウイルスは、もっている核酸の種類によって、DNAをもつDNAウイルスと、RNAをもつRNAウイルスに大きく分けられる。さらに、その核酸が一本鎖か二本鎖かによっても分類される。ウイルスの検出には、PCR（ポリメラーゼ連鎖反応）がよく用いられる。PCRは、目的のDNAを酵素（ポリメラーゼ）の働きで人工的に何度も複製して増やす（増幅する）原理またはその手法で、ごく少量のウイルス遺伝子も検出できる感度の高い検査である。RNAウイルスの場合は、RNAをいったんDNAに変換してから増幅するRT-PCRが用いられる。","\u003Csvg viewBox=\"0 0 720 430\" xmlns=\"http:\u002F\u002Fwww.w3.org\u002F2000\u002Fsvg\" role=\"img\" aria-label=\"ウイルスをDNAウイルスとRNAウイルスに大別する分類ツリーと、PCRによる検出の図\">\n  \u003Crect x=\"0\" y=\"0\" width=\"720\" height=\"430\" fill=\"#FBFBFA\"\u002F>\n  \u003Cg stroke=\"#9AA0A6\" stroke-width=\"1.5\" fill=\"none\">\n    \u003Cline x1=\"360\" y1=\"52\" x2=\"360\" y2=\"76\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"170\" y1=\"76\" x2=\"550\" y2=\"76\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"170\" y1=\"76\" x2=\"170\" y2=\"100\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"550\" y1=\"76\" x2=\"550\" y2=\"100\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"170\" y1=\"134\" x2=\"170\" y2=\"155\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"97\" y1=\"155\" x2=\"242\" y2=\"155\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"97\" y1=\"155\" x2=\"97\" y2=\"175\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"242\" y1=\"155\" x2=\"242\" y2=\"175\"\u002F>\n    \u003Cline x1=\"550\" y1=\"134\" x2=\"550\" y2=\"175\"\u002F>\n  \u003C\u002Fg>\n  \u003Crect x=\"280\" y=\"20\" width=\"160\" height=\"32\" rx=\"4\" fill=\"#fff\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"360\" y=\"41\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"13\" fill=\"#2B2B2B\">ウイルス＝核酸＋カプシド\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"90\" y=\"100\" width=\"160\" height=\"34\" rx=\"4\" fill=\"#fff\" stroke=\"#3F73E0\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"170\" y=\"122\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"13\" fill=\"#3F73E0\">DNAウイルス\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"470\" y=\"100\" width=\"160\" height=\"34\" rx=\"4\" fill=\"#fff\" stroke=\"#E0533F\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"550\" y=\"122\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"13\" fill=\"#E0533F\">RNAウイルス\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"30\" y=\"175\" width=\"135\" height=\"60\" rx=\"4\" fill=\"#fff\" stroke=\"#B9CBF2\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"97\" y=\"198\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"12\" fill=\"#3F73E0\">二本鎖DNA\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"97\" y=\"220\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">ヘルペス／アデノ\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"175\" y=\"175\" width=\"135\" height=\"60\" rx=\"4\" fill=\"#fff\" stroke=\"#B9CBF2\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"242\" y=\"198\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"12\" fill=\"#3F73E0\">一本鎖DNA\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"242\" y=\"220\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">パルボ\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"400\" y=\"175\" width=\"300\" height=\"155\" rx=\"4\" fill=\"#fff\" stroke=\"#F2C4BC\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"418\" y=\"202\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">カリシ／コロナ\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"418\" y=\"230\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">レトロ（FeLV・FIV）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"418\" y=\"258\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">オルソミクソ（インフル）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"418\" y=\"286\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">パラミクソ（ジステンパー）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"418\" y=\"314\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">ラブド（狂犬病）\u003C\u002Ftext>\n  \u003Crect x=\"30\" y=\"360\" width=\"660\" height=\"50\" rx=\"4\" fill=\"#fff\" stroke=\"#9AA0A6\"\u002F>\n  \u003Ctext x=\"360\" y=\"382\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"12\" fill=\"#2B2B2B\">検出：PCR＝目的のDNAを増幅して検出\u003C\u002Ftext>\n  \u003Ctext x=\"360\" y=\"400\" text-anchor=\"middle\" font-size=\"11\" fill=\"#2B2B2B\">RNAウイルスはRT-PCR（RNA→DNAに変換して増幅）\u003C\u002Ftext>\n\u003C\u002Fsvg>",null,"ウイルスは核酸の種類でDNAウイルス（青）とRNAウイルス（赤）に大別され、DNAウイルスはさらに二本鎖（ヘルペス・アデノ）と一本鎖（パルボ）に分かれる。検出にはDNAを増幅するPCRを用い、RNAウイルスではRT-PCRを用いる。",{"id":21,"sort_order":22,"heading":23,"key_point":24,"body":25,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},900,1,"ウイルスの構造（カプシド・エンベロープ）","ウイルスの基本構造は、中心にある核酸（DNAまたはRNA＝ゲノム\u002Fコア）と、それを包むタンパク質の殻『カプシド』。核酸とカプシドを合わせたものをヌクレオカプシドという。さらに外側を脂質二重層の『エンベロープ』が包むウイルスもある（エンベロープをもたないウイルスもある）。","ウイルスの基本的な構造を整理する。中心には、遺伝情報である核酸（DNAまたはRNA）があり、これをコア（ゲノム）という。その核酸を包むタンパク質の殻を、カプシドという。核酸（コア）とカプシドを合わせたものを、ヌクレオカプシドと呼ぶ。さらにウイルスによっては、ヌクレオカプシドの外側を、脂質二重層でできたエンベロープという膜が包んでいるものがある。エンベロープをもつウイルス（エンベロープウイルス）と、もたないウイルス（ノンエンベロープウイルス）があり、エンベロープは脂質でできているため、アルコールや石けんなどで壊れやすい（＝消毒が効きやすい）という特徴がある。",{"id":27,"sort_order":28,"heading":29,"key_point":30,"body":31,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},901,2,"DNAウイルス（ヘルペス・アデノ・パルボ）","DNAウイルスには、二本鎖DNAのヘルペスウイルス科・アデノウイルス科や、一本鎖DNAのパルボウイルス科などがある。犬パルボウイルス感染症（出血性腸炎）や猫汎白血球減少症はパルボウイルス（一本鎖DNA）が原因。","DNAウイルスは、遺伝情報としてDNAをもつウイルスである。二本鎖DNAをもつ代表に、ヘルペスウイルス科（犬ヘルペス、猫ヘルペス＝猫ウイルス性鼻気管炎など）や、アデノウイルス科（犬アデノウイルス＝犬伝染性肝炎など）がある。一本鎖DNAをもつ代表が、パルボウイルス科である。犬パルボウイルス感染症（激しい出血性の腸炎を起こす）や、猫汎白血球減少症（猫パルボウイルス）は、このパルボウイルス（一本鎖DNA）が原因である。『ヘルペス・アデノ＝二本鎖DNA、パルボ＝一本鎖DNA』と整理するとよい。",{"id":33,"sort_order":5,"heading":34,"key_point":35,"body":36,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},902,"RNAウイルス①（カリシ・コロナ・レトロ）","RNAウイルスには、カリシウイルス（猫カリシウイルス感染症）、コロナウイルス（猫伝染性腹膜炎FIP・犬コロナ）、レトロウイルスなどがある。レトロウイルスは逆転写酵素をもつ特殊なRNAウイルスで、猫白血病ウイルス（FeLV）と猫免疫不全ウイルス（FIV）が代表。","RNAウイルスは、遺伝情報としてRNAをもつウイルスである。代表的なものに、カリシウイルス（猫カリシウイルス感染症＝口内炎・上部気道症状）、コロナウイルス（猫伝染性腹膜炎＝FIP、犬コロナウイルス感染症）がある。レトロウイルスも重要なRNAウイルスで、逆転写酵素という酵素をもち、自分のRNAをDNAに変えて宿主の遺伝子に組み込むという特殊な性質をもつ。獣医領域で特に重要なレトロウイルスが、猫白血病ウイルス（FeLV）と猫免疫不全ウイルス（FIV）である。注意したいのは、FeLV・FIVはレトロウイルス、すなわちRNAウイルスであり、DNAウイルスではない点である。",{"id":38,"sort_order":39,"heading":40,"key_point":41,"body":42,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},903,4,"RNAウイルス②（オルソミクソ・パラミクソ・ラブド）","マイナス鎖の一本鎖RNAウイルスには、オルソミクソウイルス（インフルエンザ）、パラミクソウイルス（犬ジステンパー）、ラブドウイルス（狂犬病ウイルス）などがある。いずれも獣医・公衆衛生上重要なRNAウイルス。","RNAウイルスのうち、マイナス鎖の一本鎖RNAをもつグループにも、重要なウイルスが多い。オルソミクソウイルス科には、インフルエンザウイルスが含まれる。パラミクソウイルス科には、犬ジステンパーウイルス（犬ジステンパー）が含まれる。ラブドウイルス科には、狂犬病ウイルスが含まれる。狂犬病はすべての哺乳類が感染し、発症するとほぼ100%死亡する、極めて重要な人獣共通感染症である。『インフルエンザ＝オルソミクソ、犬ジステンパー＝パラミクソ、狂犬病＝ラブド』と、ウイルスの科とあわせて覚えておくとよい。",{"id":44,"sort_order":45,"heading":46,"key_point":47,"body":48,"figure_svg":18,"figure_url":18,"figure_caption":18},904,5,"代表ウイルスの核酸まとめ","DNAウイルス＝ヘルペス・アデノ（二本鎖）、パルボ（一本鎖）。RNAウイルス＝カリシ・コロナ・レトロ（FeLV・FIV）・オルソミクソ（インフル）・パラミクソ（ジステンパー）・ラブド（狂犬病）。FeLV・FIVがRNA（レトロ）である点に注意。","代表的なウイルスを、核酸の種類で整理しておく。DNAウイルスは、ヘルペスウイルス・アデノウイルス（いずれも二本鎖DNA）と、パルボウイルス（一本鎖DNA。犬パルボ・猫汎白血球減少症）である。RNAウイルスは、カリシウイルス（猫カリシ）、コロナウイルス（FIP・犬コロナ）、レトロウイルス（FeLV・FIV）、オルソミクソウイルス（インフルエンザ）、パラミクソウイルス（犬ジステンパー）、ラブドウイルス（狂犬病）などである。とくに、猫白血病ウイルス（FeLV）・猫免疫不全ウイルス（FIV）は、名前から誤解されやすいが、DNAウイルスではなくレトロウイルス（RNAウイルス）である点に注意する。ウイルスの検出には、DNAを増幅するPCR（RNAウイルスではRT-PCR）が広く用いられる。",[50,51,52,53,54,55,56,57],1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,"2026-07-28T12:02:18.891604"]