1ウイルスの核酸とPCR
ウイルスは、遺伝情報である核酸(DNAまたはRNA)と、それを包むタンパク質の殻からなる。核酸の種類によりDNAウイルスとRNAウイルスに分けられる。PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)は、DNAを人工的に増やして(増幅して)検出する原理・手法で、ウイルスの遺伝子を検出する検査に使われる。
ウイルスは、遺伝情報である核酸(DNAまたはRNA)と、それを包むタンパク質の殻(カプシド)などからできている、とても小さな病原体である。
ウイルスは、もっている核酸の種類によって、DNAをもつDNAウイルスと、RNAをもつRNAウイルスに大きく分けられる。
さらに、その核酸が一本鎖か二本鎖かによっても分類される。
ウイルスの検出には、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)がよく用いられる。
PCRは、目的のDNAを酵素(ポリメラーゼ)の働きで人工的に何度も複製して増やす(増幅する)原理またはその手法で、ごく少量のウイルス遺伝子も検出できる感度の高い検査である。
RNAウイルスの場合は、RNAをいったんDNAに変換してから増幅するRT-PCRが用いられる。