1特殊な細菌とは(ふつうの細菌との違い)
マイコプラズマ・リケッチア・クラミジアは、原核生物(核膜のない細胞)でDNAとRNAの両方をもつ『細菌の仲間』。ただし、細胞壁がない(マイコプラズマ)、生きた細胞の中でしか増えられない(リケッチア・クラミジア)など、ふつうの細菌と違う特徴をもつ。なお、ウイルスはDNAかRNAの一方しかもたず、プリオンは核酸をもたない点で区別される。
細菌は核膜をもたない『原核生物』で、DNAとRNAの両方をもち、自分で分裂して増える。
マイコプラズマ・リケッチア・クラミジアも、この『細菌(原核生物)』の仲間で、DNAとRNAの両方をもつ。
ただし、これらはふつうの細菌とは違う特徴をもつため『特殊な細菌』と呼ばれる。
・マイコプラズマ … 細胞壁をもたない。
・リケッチア・クラミジア … 生きた細胞の中でしか増えられない(偏性細胞内寄生)。
区別のために、ほかの微生物も整理しておく。
【ウイルス】DNAかRNAの『どちらか一方』しかもたず、自分だけでは増えられない(細胞に寄生)。
【プリオン】核酸(DNA・RNA)をまったくもたない、異常な『タンパク質』。
【真核生物】核膜をもつ。
原虫・真菌(カビ・キノコ)など。
つまり『DNAとRNAの両方をもつ=細菌(マイコプラズマ・リケッチア・クラミジアを含む)』『一方のみ=ウイルス』『核酸なし=プリオン』と整理できる。