1家畜伝染病を病原体の種類で整理する
要点家畜伝染病(法定伝染病・29疾病)は、病原体の種類で整理できる。ウイルス(口蹄疫・牛疫・鳥インフルエンザ・豚熱など)、細菌(炭疽・結核・ブルセラ・牛肺疫・家禽コレラなど)、原虫(ピロプラズマ病など)、プリオン(BSE)。さらに『どの動物種に起こるか』を組み合わせると覚えやすい。
家畜伝染病予防法が定める『家畜伝染病(法定伝染病、29疾病。
2026年7月に牛・水牛のランピースキン病が加わり28→29)』は数が多いので、『病原体の種類』と『どの動物の病気か』を組み合わせて整理すると覚えやすい。
病原体は大きく次のように分けられる。
・ウイルス:口蹄疫、牛疫、ランピースキン病、鳥インフルエンザ、ニューカッスル病、豚熱、アフリカ豚熱、日本脳炎(法令上は『流行性脳炎』に含まれる)、豚水疱病など。
・細菌:炭疽、(牛)結核、ブルセラ症、牛肺疫、家禽チフス、家禽コレラなど。
・原虫:ピロプラズマ病(バベシアなど)。
・プリオン:BSE(牛海綿状脳症)。
なお、家畜伝染病(29疾病)に準じて届け出が必要な病気として『届出伝染病(70疾病。
ランピースキン病が家畜伝染病に移ったため71→70)』もある。
豚丹毒・豚赤痢などはこちらに入り、家畜伝染病とは区別される。
この章では、牛・豚・鳥(家禽)の順に、それぞれの主な家畜伝染病を病原体別に見ていく。