1直接伝播と間接伝播(ベクター媒介)
要点病原体の広がり方は、大きく直接伝播と間接伝播に分けられる。直接伝播は、咬み傷・引っかき傷や接触などで、感染源から直接病原体が入ること。間接伝播の代表が『ベクター(媒介動物)媒介』で、ダニ・蚊・ノミなどの吸血を介して伝わる。
動物由来の感染症(人獣共通感染症)が広がる経路は、大きく『直接伝播』と『間接伝播』に分けられる。
直接伝播は、感染した動物から直接、病原体が体内に入ることをいう。
たとえば、咬み傷や引っかき傷から病原体が侵入する(狂犬病・猫ひっかき病など)、感染動物との接触や飛沫で広がる、といったものである。
間接伝播は、何かを介して間接的に病原体が運ばれることをいう。
その代表が、生き物(媒介動物)が病原体を運ぶ『ベクター媒介』である。
ベクター媒介では、ダニ・蚊・ノミなどの吸血する節足動物が、感染した動物の血を吸ってウイルスや細菌・寄生虫を取り込み、別の動物や人を吸血するときにうつす。
つまり、『直接伝播=咬傷・接触などで直接、間接伝播(ベクター媒介)=ダニ・蚊・ノミなどを介して』と整理できる。