1中毒の基礎と現場での対応
中毒を疑ったら『何を・いつ・どれだけ』摂ったかを把握し、できるだけ早く受診する。鋭利物・腐食物の誤食や意識が低下している時は、自己判断で吐かせない(催吐の禁忌)。原因物を持参すると診断に役立つ。
中毒とは、体に有害な物質を摂取・接触することで体調を崩す状態をいう。
中毒が疑われるときは、まず『何を・いつ・どのくらい』摂ってしまったかをできる限り把握し、すぐに動物病院へ連絡・受診することが基本である。
家庭で安易に吐かせる(催吐する)のは危険な場合がある。
鋭利な物や腐食性のある物(ボタン電池など)を飲んだとき、けいれんや意識の低下があるときは、催吐により食道や気道を傷つけたり誤嚥したりする恐れがあるため避ける。
原因と思われる食品・薬・植物の現物やパッケージ(成分表示)を持参すると、診断や処置の助けになる。
嘔吐・流涎(よだれ)・震え・けいれん・ぐったりする・粘膜の色の変化などは中毒のサインとして観察する。