1犬の肺葉の解剖と肺炎の基礎
犬・猫・ウサギの肺は、右肺が4葉(前葉・中葉・後葉・副葉)、左肺が3葉(前葉前部・前葉後部・後葉)に分かれる。心臓はやや左寄りにある。肺炎は、肺胞や間質に炎症が起きてガス交換が妨げられ、呼吸が苦しくなる病気。
肺は、空気中の酸素を血液に取り込み、二酸化炭素を排出するガス交換の場である。
犬・猫・ウサギの肺は左右でいくつかの『肺葉』に分かれている。
右肺は4葉(前葉・中葉・後葉・副葉)、左肺は3葉(前葉前部・前葉後部・後葉)に分かれ、あわせて7葉になる。
心臓はやや左側に寄って位置している。
肺炎とは、これらの肺の組織——空気が入る袋である肺胞や、その間を埋める間質——に炎症が起こり、本来は空気で満たされている部分に滲出液や細胞がたまって、ガス交換が妨げられる病気である。
肺炎を起こすと、咳・速くて苦しそうな呼吸(呼吸困難)・元気消失・食欲不振・発熱などがみられ、重症になると酸素が足りずチアノーゼ(粘膜が青紫色になる)を示す。
肺炎は原因によって、食物などを吸い込んで起こる誤嚥性肺炎と、病原体による感染性肺炎などに分けられる。