1肺の腫瘍―原発性と転移性
肺の腫瘍には、肺そのものから発生する『原発性』と、ほかの臓器のがんが血流にのって肺に流れ着く『転移性』がある。イヌ・ネコでは転移性のほうが多い。肺は全身の血液が集まるため、骨肉腫・乳腺癌・悪性黒色腫(メラノーマ)などの転移先になりやすい。
肺の腫瘍は、どこから発生したかによって原発性と転移性に分けられる。
原発性肺腫瘍は、肺の組織そのものから発生したがんである。
転移性肺腫瘍は、ほかの臓器にできたがんが血流にのって肺へ流れ着き、そこで増えたものである。
イヌ・ネコでは、原発性よりも転移性のほうが多くみられる。
これは、全身を回った血液が心臓を経て必ず肺を通るため、肺ががん細胞のとどまりやすい『関所』になっているからである。
転移を起こしやすい代表的ながんには、骨肉腫、乳腺癌、悪性黒色腫(メラノーマ)などがあり、これらでは肺転移の有無を確認することが重要になる。