1レプトスピラ症の基礎(人獣共通・四類)
レプトスピラ症は、らせん状のグラム陰性菌(スピロヘータ)レプトスピラによる人獣共通感染症で、感染症法では四類(届出が必要)。おもにネズミなどが菌を保有し(保菌しても無症状)、その尿で汚染された水や土から、傷口や粘膜を通して感染する。水害や地震のあとに感染が増えることがある。
レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌による感染症で、人にも動物にもうつる人獣共通感染症(動物由来感染症)である。
レプトスピラは、らせん状(ねじれた形)をしたグラム陰性の細菌で、スピロヘータの仲間である。
ヒトの感染症を分類する感染症法では、レプトスピラ症は四類感染症に位置づけられ、診断した医師の届出が必要な届出感染症である。
自然界では、おもにネズミなどのげっ歯類が菌を保有しており、ネズミ自身は保菌していても症状を示さないことが多い。
保菌動物は、長期にわたって尿の中に菌を排出する。
そのため、菌を含む尿で汚染された水や土壌に、皮膚の傷や口・目などの粘膜が触れることで感染する。
とくに、水害や地震などの災害のあとは、汚染された水に触れる機会が増え、感染が広がることがある。