1黄疸とビリルビン
黄疸は、血液中のビリルビン(胆汁色素)が増えて、白目・歯ぐき・皮膚などの粘膜が黄色くなった状態。血中の総ビリルビンがおおむね2〜3mg/dL以上になると、肉眼で黄疸とわかるようになる。
ビリルビンは、寿命を終えた赤血球が壊れてヘモグロビンが分解されるときにできる黄色い色素(胆汁色素)である。
できたばかりのビリルビンは水に溶けにくい『非抱合型(間接型)ビリルビン』で、血液中をアルブミンにくっついて肝臓へ運ばれる。
肝細胞はこれを取り込み、水に溶けやすい『抱合型(直接型)ビリルビン』に変えて(抱合し)、胆汁として胆管から腸へ排泄する。
この『つくられる→肝臓で取り込み・抱合→胆汁として排泄』という流れのどこかが障害されると、ビリルビンが血液中にたまる。
血中のビリルビンが増えて、白目・歯ぐき・被毛の薄い皮膚などが黄色くなった状態を黄疸(おうだん)という。
黄疸は、血中の総ビリルビン値がおおむね2〜3mg/dL以上になると、肉眼で粘膜の黄染として認められるようになる。