1血小板のはたらきとIMTとは
血小板は出血したときに傷口に集まって血を止める(一次止血)細胞成分。免疫介在性血小板減少症(IMT)は、免疫が誤って自分の血小板を攻撃・破壊してしまう自己免疫疾患で、血小板が極端に減って血が止まりにくくなる。
血小板は、血液中を流れる小さな細胞成分で、血管が傷ついて出血したときに、その傷口に集まって栓をつくり、最初に血を止める(一次止血)役割を担っている。
免疫介在性血小板減少症(IMT:Immune-Mediated Thrombocytopenia。
ITPとも呼ばれる)は、本来は細菌やウイルスなど外敵を攻撃するはずの免疫が、誤って『自分自身の血小板』を異物とみなして攻撃し、破壊してしまう自己免疫疾患である。
血小板が次々に破壊されて極端に減ると、わずかな刺激でも出血しやすく、いったん出血すると止まりにくくなる(出血傾向)。
つまりIMTは、『自分で自分の血小板を壊して、血が止まらなくなる病気』とまとめられる。
イヌに多くみられ、中年の雌に好発するとされる。
重症では命に関わることもあるが、治療に反応すれば予後は比較的良好なことが多い。