1溶血性貧血とは(血管内・血管外溶血)
溶血性貧血は、赤血球が壊される(溶血する)ことで起こる貧血。壊れ方には、血管の中で壊れる血管内溶血(ヘモグロビンが尿に出て赤褐色尿=ヘモグロビン尿になる)と、脾臓などで処理される血管外溶血(黄疸が目立つ)がある。多くは骨髄が反応する再生性貧血。
溶血性貧血は、赤血球そのものが壊される(溶血する)ことで赤血球が減る貧血である。
骨髄は失われた分を補おうとするため、ふつう再生性(網状赤血球が増える)を示す。
溶血には大きく2つの起こり方がある。
血管内溶血は、血管の中で赤血球が壊れるもので、放出されたヘモグロビン(赤い色素)が血液中に増え(ヘモグロビン血症)、腎臓から尿へ出て尿が赤褐色になる(ヘモグロビン尿=血色素尿)。
血管外溶血は、傷んだ赤血球が脾臓や肝臓のマクロファージに取り込まれて壊されるもので、ヘモグロビンの分解で生じるビリルビンが増え、黄疸(皮膚・粘膜が黄色くなる)が目立つ。
症状は、貧血による粘膜蒼白・元気消失・頻脈・頻呼吸に加え、黄疸や赤褐色尿がみられる。
溶血性貧血では、『なぜ赤血球が壊れているのか(原因)』を見分けることが治療につながる。