1胃酸分泌を抑える薬
胃酸が出すぎて起こる胃炎・胃潰瘍などには、胃酸を抑える薬を使う。ヒスタミンH2受容体をふさぐH2ブロッカー(シメチジン・ファモチジン)、胃酸を出す最終段階のプロトンポンプを止めるPPI(オメプラゾール)、すでに出た酸を中和する制酸剤がある。
胃酸が出すぎたり、胃の粘膜が弱ったりすると、胃炎や胃潰瘍が起こる。
これに対して、胃酸を抑える(または中和する)薬を使う。
H2ブロッカー(H2受容体拮抗薬)は、胃酸の分泌をうながすヒスタミンが働く『H2受容体』をふさいで、胃酸の分泌を抑える薬である。
シメチジン、ファモチジンなどがこれにあたる。
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は、胃酸を分泌する細胞の最終段階にある『プロトンポンプ』を直接止めて、胃酸の分泌を強力に抑える薬である。
オメプラゾールなどがこれにあたり、H2ブロッカーより強く酸を抑える。
制酸剤は、すでに分泌されてしまった胃酸を中和して、酸の刺激をやわらげる薬である(アルミニウム・マグネシウムの塩など)。
つまり、『H2ブロッカー(シメチジン・ファモチジン)とPPI(オメプラゾール)は酸を“出さない”ように抑える薬、制酸剤は出た酸を“中和する”薬』と整理できる。