1皮膚の常在菌と皮膚炎が起こるしくみ
犬の皮膚表面には、もともと多くの細菌(常在菌)がすんでおり、最も多いのはブドウ球菌。皮膚のバリアが弱まる(アレルギー性皮膚炎など)、ほかの病気で体調が悪い、高温多湿といったきっかけがあると、常在菌や常在真菌が増えて皮膚炎を起こす。
健康な犬の皮膚の表面にも、もともとさまざまな細菌(常在菌)がすんでいる。
そのなかで最も多いのが『ブドウ球菌』である。
ふだんはバランスが保たれているが、次のようなきっかけでこのバランスが崩れると、常在菌や常在する真菌(マラセチア)が増えすぎて皮膚炎を起こす。
・アレルギー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が弱っている。
・ほかの病気で体調・免疫が落ちている。
・高い気温や湿度(高温多湿)で皮膚がむれている。
つまり皮膚炎の多くは、もともといる菌・真菌が『増えやすい状況』になって起こる。
だから治療では、菌を抑えるだけでなく、背景にある原因(アレルギーなど)やスキンケアも合わせて考えることが大切になる。