1コアワクチンとノンコアワクチン
ワクチンは、防ぐ感染症ごとに2つに分けられる。コアワクチンは、生活環境にかかわらず、すべての犬・猫に接種が推奨される重要なもの。ノンコアワクチンは、その動物の生活環境や感染リスクに応じて選んで接種するもの。
ワクチンは、感染症にかかる前にあらかじめ免疫をつけて、発症や重症化を防ぐためのものである。
世界小動物獣医師会(WSAVA)などは、ワクチンを『コアワクチン』と『ノンコアワクチン』に分類している。
コアワクチンは、命に関わる重篤な感染症や、広く分布して感染リスクの高い感染症を防ぐもので、生活環境にかかわらず、原則としてすべての犬・猫に接種が推奨される。
ノンコアワクチンは、その動物の生活環境・地域・他の動物との接触などによって感染リスクが変わる感染症に対するもので、必要性を考えて選択的に接種する(例:犬のレプトスピラ、ケンネルコフ関連など)。
市販の『混合ワクチン』は、コアの成分を中心に、ノンコアの成分を組み合わせたもので、何種混合かによって防げる病気が異なる。
接種の考え方として、WSAVAのガイドラインでは、子犬・子猫の時期に基礎免疫を確立したあとは、コアワクチンは3年以上ごと、ノンコアワクチンは原則1年ごとの接種が目安とされる。