1中間宿主と終宿主の考え方
寄生虫が成虫になってすみつく動物を『終宿主』、成虫になる前の幼虫の時期を過ごす動物を『中間宿主』という。条虫・吸虫は、卵→幼虫→成虫の途中で中間宿主を経るため、その動物を食べることで終宿主が感染することが多い。
条虫(さなだ虫)や吸虫(フルーク)は、卵から成虫になるまでに、いくつかの動物の体を渡り歩く複雑な生活環(ライフサイクル)をもつ。
寄生虫が成虫になってすみつき、卵を産む動物を『終宿主(しゅくしゅ)』という。
犬・猫・人などが終宿主になる。
一方、成虫になる前の幼虫の時期を過ごす動物を『中間宿主』という。
中間宿主が2種類あるものでは、第一中間宿主・第二中間宿主と呼ぶ。
条虫・吸虫の多くは、中間宿主の体内で育った幼虫を、終宿主が口から食べる(捕食する)ことで感染する。
たとえば、ノミを飲み込む、感染した魚やカエルを食べる、といった経路である。
そのため、『どの寄生虫が、どんな中間宿主を経て、何を食べると終宿主にうつるか』を結びつけて覚えることが重要である。
また、これらの中には人にもうつる人獣共通感染症もあり、公衆衛生の面でも大切である。