1血液に寄生する病原体の全体像
血液に寄生する病原体は、病原体の種類で整理できる。原虫=バベシア(赤血球内)、細菌=ヘモプラズマ(赤血球表面、マイコプラズマの一種)、線虫=フィラリア(肺動脈・右心に成虫、血中にミクロフィラリア)。媒介する生き物も、バベシア=マダニ、フィラリア=蚊、と異なる。
血液(赤血球や心臓・血管)に寄生する病原体には、いくつかの種類がある。
病原体の種類と寄生する場所、媒介する生き物をセットで整理すると覚えやすい。
・バベシア(原虫)… マダニが媒介し、赤血球の『中』に寄生して赤血球を破壊する。
・ヘモプラズマ(細菌=マイコプラズマの一種)… 赤血球の『表面』に寄生して溶血を起こす。
・フィラリア(線虫)… 蚊が媒介し、成虫が肺動脈や右心に寄生する。
血液中には子虫(ミクロフィラリア)がいる。
いずれも赤血球の破壊(溶血)や循環の障害を起こすため、貧血や元気消失などがみられる。
次の各セクションで個別に見ていく。