1寄生虫の分類と駆虫薬の考え方
おもな内部寄生虫は、線虫(回虫・鉤虫・鞭虫など細長い虫)・条虫(さなだ虫)・吸虫(フルーク)・原虫(コクシジウムなど単細胞)に分けられる。種類によって効く薬が違うため、『どの虫に、どの薬が効くか』を結びつけて理解することが大切。
動物の体の中にすむ内部寄生虫は、形や仲間によって大きく分けられる。
線虫(せんちゅう)は、細長い糸のような虫で、回虫・鉤虫(こうちゅう)・鞭虫(べんちゅう)・糸状虫(フィラリア)などが含まれる。
条虫(じょうちゅう)は、平たく節がつながった『さなだ虫』のなかまである。
吸虫(きゅうちゅう)は、フルークとも呼ばれる平たい虫である。
原虫(げんちゅう)は、コクシジウム・ジアルジア・トキソプラズマなど、単細胞の小さな寄生虫である。
これらは虫の種類によって効く薬が異なるため、駆虫薬(虫下し)は『どの虫に効くか』で選ぶ。
多くの寄生虫に広く効く広域の薬もあれば、特定の虫にねらって効く薬もある。
以下、代表的な駆虫薬・抗寄生虫薬を、その対象とともに整理する。