1副腎腫瘍の基礎(皮質・髄質、良性・悪性、機能性・非機能性)
副腎の腫瘍は、できる場所(皮質か髄質か)、良性か悪性か、ホルモンを過剰に出すか(機能性)出さないか(非機能性)で整理する。皮質由来の腺腫・腺癌、髄質由来の褐色細胞腫などがあり、左右どちらか一方が大きい・形がいびつなどの所見から、過形成(肥大)よりも腫瘍を疑う。
副腎の腫瘍を理解するには、3つの軸で整理するとよい。
1つめは『できる場所』で、外側の皮質から発生するもの(腺腫・腺癌)と、内側の髄質から発生するもの(褐色細胞腫)がある。
2つめは『良性か悪性か』で、良性の腺腫と悪性の腺癌に分かれる。
3つめは『ホルモンを出すか』で、ホルモンを過剰に分泌する機能性腫瘍と、分泌しない非機能性腫瘍がある。
機能性であれば、出すホルモンに応じてコルチゾール過剰(クッシング)、アルドステロン過剰、カテコラミン過剰などの症状が出る。
画像検査では、左右どちらか一方の副腎だけが大きい、形がいびつ(不整)であるといった所見から、左右が均等に大きくなる過形成(肥大)よりも腫瘍を疑う手がかりになる。