内分泌・腎に関する用語
エリスロポエチン: 腎臓が低酸素時に分泌するホルモン。骨髄で赤血球の産生を促す。腎不全で減ると腎性貧血になる。RAAS(レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系): 血圧や体液量が下がると作動し、血管収縮とNa・水の保持で血圧を上げる。インスリン: 膵臓ランゲルハンス島B(β)細胞が分泌。血糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げる唯一のホルモン。グルカゴン: 膵臓ランゲルハンス島A(α)細胞が分泌。肝グリコーゲンの分解を促して血糖値を上げる。インスリンと対になる働きとしてセットで覚えておきたい。
免疫に関する用語
移行抗体: 母から子へ移る抗体(主にIgG)。イヌ・ネコでは大半が初乳を介して腸から吸収される。初乳: 分娩後に出る抗体(IgG)の豊富な乳。新生子は生後まもない腸管でのみ吸収でき、受動免疫を得る。IgG・IgM: IgGは血中に最も多い免疫グロブリンで二次応答の主役、IgMは感染初期(一次応答)に最初につくられる免疫グロブリンで五量体という構造が特徴。I型アレルギー: IgEと肥満細胞による即時型の過敏症。アナフィラキシー・アトピー・じんましんなどがこれにあたる。
眼科に関する用語
緑内障: 眼圧の上昇で視神経が障害され、強い痛みや失明を起こす疾患。急な眼の充血・痛みは緊急性が高い。白内障: 水晶体が白く濁って視力が低下する。加齢や糖尿病のイヌに多い。シルマー試験: 試験紙で涙液量を測る検査。犬の正常はおおむね15mm/分以上で、低値は乾性角結膜炎(ドライアイ)を示す。タペタム: 網膜と脈絡膜の間にある反射板(輝板)。わずかな光を反射して暗所視を助ける、夜に動物の目が光って見える理由。
看護技術・バイタルサインに関する用語
正常体温: イヌ・ネコの平熱はおおむね38.5〜39.2℃でヒトより高い。これを大きく超えると発熱を疑う。CRT(毛細血管再充満時間): 歯肉を押して色が戻るまでの秒数で末梢循環を評価する。正常は2秒以下。BCS(ボディコンディションスコア): 体型を触診で評価する指標(一般に9段階、5が理想)。肥満管理に使う。ショック: 全身の循環不全で組織への酸素供給が不足した状態。粘膜蒼白・CRT延長・頻脈などを示す緊急事態。周術期: 手術前・術中・術後を通した期間。麻酔モニタリングや疼痛管理など看護の要点が多い。
血液に関する用語
白血球: 免疫を担う血球の総称。好中球・リンパ球・単球・好酸球・好塩基球からなる。赤血球・ヘモグロビン: 赤血球はヘモグロビンを含み酸素を運ぶ血球で、減ると貧血になる。ヘモグロビンは赤血球の中にある鉄を含むタンパク質で、酸素と結合して全身へ運ぶ。血液凝固: 出血を止めるしくみ。血小板による一次止血と、凝固因子による二次止血(フィブリン形成)からなる。
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